国際マンガミュージアム
京都市には、日本で唯一の漫画博物館である「国際マンガミュージアム」というのが、あります。京都市と京都精華大学の共同運営で、昭和初期に建てられた旧・龍池小学校の跡地を利用してあります。 健全な感じで、小さな子どものいる家族連れ、友達同士、カップル、お1人で、誰でも訪れやすく、楽しめる場所になってます。紙芝居をやってたり、似顔絵を描いてもらえたり、工作・漫画作成教室なんてあったり。元貸し本屋さんから寄贈された漫画も置いてあり、その場で読むことができるんです。飲食は厳禁ですが、チケットがあれば終日出入り自由。常設展示は500円、特別展示込みだと1,000円くらい。 今回は、アンケートに答えてチケットがあたったので、姉夫婦を誘って、常設・特別展ともにみられました。漫画家のみなもと太郎さんが、講演にきており、折角なので、聴きに行くことに。2時間もある、ということで途中で出るつもりだったのですが…。みなもとさんは、歴史ギャク漫画「風雲児たち」を描いて、手塚治虫文化賞の特別賞をとった人。私は、何かの雑誌で、1、2度読んだ程度ですが、どの歴史物より分かりやすく、絵は可愛く、面白かったので、覚えてました。デビュー当時は少女漫画やメルヘン漫画を描いておられたらしい。「歴史ギャクの作り方」というテーマだったはずが、貸し本屋の歴史からはじまり、昔の漫画家と今の漫画家の原稿料の話とか、話があっちこっちへ飛び、面白かったので、2時間まるまるきいてしまいました。講演が終わった後、サインをしてもらってる人がいて、私たちもミーハーに漫画買ってサインしてもらおうか、なんて話しながら、しかし物販エリアにもどこにも売っておらず、断念。 残り時間は自由行動?で漫画を読みあうことに。今回は雨ぎみでしたが、晴れていると元運動場に人工芝がひいてあり、寝転がってよむこともでき、市内のオアシス状態になってます。市内の2大美観通りである、烏丸通り・御池通りの交差点側にあり、景観も上々。最近の漫画はない代わり、しかし今は探しにくい古く懐かしい漫画がたくさん。私は姉の薦めで「クッキング・パパ」を読んでみたり…。私が子どもの頃有名でしたが、読んだのは初めて。で、すごく面白かったです(笑)文庫とか出てないかなぁ。姉は、歴史漫画展の中で、さっそく「風雲児たち」をずっと読みふけっていました。