なんちゃってなすびの柔道整復師 への道 改 仙人&聖者への道

2008/06/23(月)02:25

酸素を注入しない酸素カプセル

講習日記(72)

酸素カプセルっていってもカプセルに酸素を入れてるんではないんです 前回の日記で書いたとおり酸素カプセルの話です。 私自身つい最近まで流行の酸素カプセルとは酸素をカプセル内に送り込んで、高濃度酸素状態にしたものだと思ってました。 私が高校時代に酸素ボンベ?が流行っていたこともあり、その頃少し調べたことがあって、そんなものは単なる流行なだけであまり意味がないことを知っていました。注)↑これは体験的ではなく知識的なことなので確信ではありませんが・・・その理由はというと・・・息を吸った時の酸素分圧と息を吐いた時の酸素分圧のことです。 簡単に言うと、呼吸した時に酸素を吸って、二酸化炭素を吐いていると言われていますが、実際には体内に吸収されなかった酸素もたくさんあって、酸素も吐いているわけです。さらに、体内の血管での分圧もしかり、酸素分圧が0になることはありません。通常の環境や正常な人にとってはあまり意味がないと言われる由縁です。さらに酸素結合曲線または酸素解離曲線というものがあって、その辺の説明に・・・正常の肺胞気の酸素分圧は100mmHg(ミリメーターマーキュリー)ですが、この分圧ではすでに97.4%のヘモグロビンが酸素と結合しており、これ以上肺胞の酸素分圧を上げても(たとえば、純酸素を吸入して肺胞の酸素分圧を上昇させても)酸素と結合できるヘモグロビンは2.6%しか残っていないから、血液の酸素含有量の増加はごくわずかである。ということが書いてあるように酸素を吸入してできる酸素(ヘモグロビン結合型酸素といいます)にはあまり期待できません。 で、現在市場に出回っている酸素カプセルとういのは・・・カプセル内の圧力を高めて血中の溶存型酸素を増やしているのです。 これはいわゆるヘンリーの法則をいかしたものです。 身近な例でいうと、炭酸飲料がそうです。あのコーラやサイダーなど炭酸飲料には素となるドリンクに圧力をかけ、二酸化炭素を溶存させているのです。改めて、このように書くと、やはり酸素=健康と捉えれば、炭酸飲料はあまり健康的ではなさそうですね・・・ この溶存型酸素の良いことというと・・・極めて小さいため、毛細血管もスムーズに通過し、全身の細胞に充分酸素を供給することがでるということです。これは結合型酸素がせっかく体内に取り入れられても、体内に吸収されず、吐く息にも出て行ってしまうことを考えると、大きな違いです。 そうそう6/16にファイテンO2を導入したのと同時に親父からの要望で測定器も楽天ショップで購入しました。 では次回は気圧の流れでJリーガーの高原選手もなってしまったというエコノミー症候群について

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