東洋医学では?脾臓って何してるの?(続編)
◎東洋医学では?脾臓(土組の五臓)は、気を変容させ、運搬して、血を調節する力を持つと説明されています。*参考図書:「スピリットとアロマテラピー:東洋医学の視点から、感情と精神のバランスをとり戻す 肝臓→心臓→脾臓→肺→腎臓:この矢印は相生関係(五角形) 肝臓→脾臓→腎臓→心臓→肺:この矢印は相克関係(星形)五能でいうと、脾臓は「化」=変化をもたらす働きをします。土組の脾臓では、おおよそ午後から夕方になるまでの間に最も、上記のリンパ性活動が忙しくなるのではないか?と思われます。風邪をひき、治りはじめても夕方になるとよく熱が出ますよね。それは、午後にせっせとつくられたリンパ球が抗体となって夕方には全力でワルモノたちと戦うからではないでしょうか。熱が出る=白血球もフル稼働して全身で解毒しているとも言えます。ワルモノたちを熱で燃やして退治しているようなところがあるので、その戦いに負けないようにと身体を温める生姜やねぎ、梅干や梅肉エキスなどを天然のみそと一緒にお湯に混ぜて、よくなるまで毎食後に飲み続けると解毒の効率が上がり、風邪も治りやすくなります。◎相生関係と相克関係から見た脾臓相生関係をみると、脾臓(土)を養育するのは心臓(火)で肺(金)を養育するのが脾臓(土)ですね。相克関係をみると、脾臓(土)を鎮めるのは肝臓(木)で腎臓(水)を鎮めるのが脾臓(土)ということになります。びわの葉療法などの自然療法をおやりの方はご存知でしょうが、脾臓は唯一、濡れたタオルで10分だけ(体調に合わせて週に1~7回)冷やしてあげるべき内臓です。(必ず肝臓や腎臓を30分位温めながら)火である心臓に育てられている脾臓は、心臓が熱くなりすぎないよう心臓の熱を吸収しながら、健康であろうと全身へ働きかけています。その代わり脾臓(土)は肝臓(木)に、熱くなりすぎないように度を越えないようにと鎮められています。しかし、もしも心臓がドロドロになった血液でアップアップしていたら?さらに、もしも肝臓が化合物や添加物などの解毒で忙しすぎたりしたら?その場合、心臓は脾臓に必要な栄養分を送ってやることができず、肝臓は脾臓の熱を冷ましてやることができず、その結果、脾臓では全身で戦えるような健康的な抗体が正常につくられなくなりますね。つまり、心臓や肝臓をポンプ役や解毒係として酷使していたり、心臓や肝臓が燃え尽き疲れすぎて、機能が落ちていたりすると、途端に全身の抵抗力もガクンと落ちるわけです。そこで脾臓を10分だけ冷やすことで、肝臓・心臓・腎臓が働きやすくなり、肝臓・腎臓・膀胱を20~30分温めることで、脾臓・心臓も働きやすくなる。特に風邪・解毒・腰痛・好転反応などを早くなんとかしたい方は是非、↓以下の書籍をご参照の上、この療法を迷わず実践してみて下さい。 「ビワの葉自然療法 ― 体と心がよみがえる 」by 望月 研, 東城 百合子日本からビワの葉(植物)を持ち込めない海外でも、ビワの葉茶(無農薬)を入手してそれをホワイトリカーに漬けてビワの葉エキスを作っていけばOK!ニューヨークの私もホセゾウくんも、そのエキスでビワの葉療法をしました。