温故知新

2008/08/11(月)12:18

まったりと過ごす方法

障害児と生きる日常(206)

なんとなく誰とも会いたくないと思った、通院も、療育も、イベントもない日曜日。 庭にプールを作って子どもたちを入れ、 それをみながら、組立式木製ストッカーの組み立て。 電動ドリルを使ってやってみるが、どうしても上手くいかない。 やはり注意書き『2人で作業してください』は、ダテではなかったか。 物自体が重くて支えきれず、断念…。 しかし、夫は月曜日から出張で金曜日まで帰ってこず。 雨が降ったらひとたまりもない状態なのだが…どうしよう。 夕方。 ミスタードーナッツのちらしの裏のぬり絵の提出期限が今日までだったと気付いてしまった。 娘は、これを店の人に渡すことを楽しみにしていて、 私は、それを提出したらかわりにクーポン券がもらえることを楽しみにしていて。 息子を連れて3人でいそいそとお出かけ。 車は夫が乗っていってしまったので、バスで。 娘は大体のことは分かっていて、大人しくバスに乗れるし、下りれるし。 どこで降りるとか分かっているのだが、 ただひとつ。 気が散ってしまう、のが難点で。 「降ります」 と言えば、いや、言わなくても、バス停が近づけば降りようとするのだが、 一瞬、乗ってきた人やら、バスの運転手が触ったボタンやら、に気を取られれば、 ポカンと口を開けて立ち止まり、眺め入ってしまう。 名前を呼んでも、「降ります」と再び声をかけても、そうなってしまうとダメで。 離れた状態で彼女を動かそうとすれば、難聴なだけに大きな声をかけないといけないし、 それを避けるならば、近づいて耳元で声をかけるなり、手をとるなりしなければならない。 最近、車でばかり出かけていたので、すっかり、こんな娘のことを忘れていて、 息子を抱っこしていたこともあって、つい、大声で怒鳴ってしまって、 恥ずかしい思いをしてしまった。 そうすると、なんか、また娘が嫌いになって、なんでも娘のせいのような気がしてきて。 後から考えれば、それはただ当たっているだけなんだけど、 その時には、本当に娘のせいのような気がしてムカムカする。 2月くらいに市から巡回して保育園に通う障害児を見回っている臨床心理士が、 そういえば言っていた。 あなたとお子さんには、何より、ただただ幸せだな~とまったりと過ごす時間が必要だ、と。 まったりと過ごそうと思えば、こんな結果で。 まったりと過ごせないのは私が悪いのだろうか。 そうさせない娘が悪いのだろうか。 まだ歩かない息子が重かったのがいけなかったのか。 こんなメンバーで、どうやったらまったりと過ごせるのだろう。

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