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カテゴリ:本日のよもやま話
2月24日(土)、お昼のお話。本日は、朝からよ~く晴れてます。
夕暮れ時、若い男と女が、ある病院の前を後にした。女は小刻みに震えていたが、それは寒さではなく、悲しみのためだろうと推測された。・・・そう、彼女の手には、ほんの少し前まで、生まれてそれほど経っていないと思われる赤ん坊を、その腕に抱えていたのだ。まだそのぬくもりが、彼女の持つ前掛けに、しっかりと残っていた。 トライス:さて、今回はちょっと、いつもとは違ったスタートで始まりました。 数希:ジャンル的には、『小説』ってことで構わないんだけど、別に、小説を始めたわけではありません。あしからず。ちなみに、この光景をもしかしたら、近い将来に見かけることになるかもしれないんだよな。 千里:ええ、そうですね。実は、熊本市にある慈恵病院で、『赤ちゃんポスト』という、親が養育できない新生児を預かるための『ポスト』の設置申請を熊本市に致しました。これにつきまして、熊本市では決められないということで、厚生労働省にお伺いを立てました。その結果、厚生労働省は設置を認める判断を致しました。 数希:てっきり頭の固いお役所だから、認可をしないと思っていたけど、意外だったね。 トライス:意外ってほどでもないけど、厚生労働省の判断として、『現行法では明らかに違反とは言い切れない』と言った言葉。何だ、それ?まだるっこしくて、『アンタら、アホか?』って思うよ。 数希:まあ、そう思われても仕方がないよね。省庁はあくまでも、行政の手足として動くだけだからって言う言い方もあるし、責任を回避したいという意思もあるし・・・。 千里:このような言い回しで慣れてしまっていることは否定できませんね。実際、省庁へ入るための国家試験、そして旧司法試験でもこのような言い回しが出ておりますので。 トライス:『違法とは言い切れない』が、そのまま『適法』と言えないって点が、法律のまずさなのかな?国語でも、必ずしもイコールでないしね。 さて、結構議論になりそうな話ですね。当然、まだまだ話も続きます。・・・ってことで、次回に続きます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 24, 2007 12:44:02 PM
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