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カテゴリ:特別編! 江の島編
数希:・・・ということで、今回は特別編の続きから。
千里:今回も引き続き、江の島の放浪記となりますね。現在は、江島神社の銭洗白龍王の前にいます。
トライス:さて、今度は、すぐ近くにある、奉安殿からかな。 ※1
千里:奉安殿は八角のお堂です。奉安殿には、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と、日本三大弁財天の一つで裸弁財天ともいわれる妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が安置されています。
数希:ここは江戸時代から江島弁財天の信仰が集まっていて、江の島詣ででにぎわっていたんだって。
レム:江戸時代?あ、何か聞いたことがある。確か、サムライとハラキリで有名だよね!
トライス:なんで、ハラキリという言葉が外国人に有名になったのかは謎だけど、もともと腹切り、いわゆる切腹は、戦いで敗れた者が最期に、自発的に責任を取るやり方っていうことで行っていたんだよね。戦国時代とかはそんなことが多くなって、いつの間にか、切腹は武士の名誉になっていったんだ。でも、江戸時代に入ると、実に250年以上も大きな戦いがなかったので、位置づけが、何か大きな失敗をしたり、不始末をしでかしたりしたときに、刑罰として責任を取るやり形で行われるようになったんだ。でも、切腹の仕方を考えると、苦痛なわけだ。
レム:そりゃ、そうだろうね。言うなら、麻酔なしで手術を始めるのと同じなわけだから。
トライス:ちなみに、切腹をしてもなかなか死ねなくて、悶絶しながら死ぬまでに数日かかったともいわれているね。それに、戦いがなかったから、ろくに刀の扱いにもなれていなかったみたいで、お腹をなかなか切ることができなかったともいわれているし。それもあって、江戸時代には、切腹するとき、一思いにってことで、介錯人が登場してきたというわけだけどね。要するに、首をはねる人が登場したんだ。
レム:そっか・・・、じゃあ、江戸時代はハラキリではなくて、ウチクビ(打ち首)がはやっていたってことだね?
トライス:う~ん・・・。アトラ、後の細かい説明は、託した。
アトラ:レム様・・・。
数希:ちなみに、現代では日本の死刑制度の中で、切腹も打ち首もないからね。さて、次はお隣にある、八坂神社だね。 ※2 千里:八坂神社のご祭神は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)です。江島神社の末寺で、御神体は建速須佐之男命の木像ですね。なお、この木像はもともと、江の島の対岸の腰越で祀られていました。ですが、大波で流され、御窟(おんいわや)前の海の中に沈んでいました。その後、その木像を漁師が拾い上げ、改めて江の島に祀られたとされています。
レム:いろいろな伝説が日本にはあるんだな。やっぱり、日本って不思議な国だよな。
トライス:でも、イギリスにだって結構不思議なものがあるじゃん。ストーンヘンジとか、ネス湖のネッシーとか。
レム:トライス、別に、まだ科学的に解明されていないだけに、そんなに不思議なものではないと思うぞ。
数希:お、なんか珍しくレムが正論を言っているな。地元(=イギリス)話だからかな?さてさて、さらに次は、お隣の稲荷社・秋葉社だね。 ※3
千里:稲荷社・秋葉社も江島神社の末社です。ご祭神は豊受気毘賣命(とようけひめのみこと)と火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)です。江戸時代に火災が多かったことから祀られたお社と伝えられています。
レム:少し歩くだけで、本当にいろいろな神社があるんだな。・・・って、あれ?そういえばさっきから、シェオラ達がいないんじゃ?
数希:やっぱり気付いたか。女子チームは、向かいのイチョウのご神木のところにいるね。
レム:お、絵馬を書いているんだね~!・・・ピンク色?
千里:こちらのイチョウのご神木は、「むすびの樹」とも言われています。幹は2つですが、根っこの部分では1つにつながっているからですね。縁結びのご利益があるといわれています。絵馬は1枚500円ですね。
レム:な~るほど~!じゃあ、オレは関係ないし、先に行くかな。ちなみに、千里と翔は、シェオラ達が長居しないように見張っといてね。
【お、実は鈍いようで、レムはしっかりわかっていますな。まあ、本人はややわかっていないようですが。ちなみに・・・。】
シェオラ:沙綾、これ(=絵馬)ってどうするの?
沙綾:よいご縁や恋があるように、自分と想い人の相手を書くとよいと思います。書いた後、この絵馬をイチョウの木の前に結んでおきましょうね。
シェオラ:・・・だって!シェムも書くよ~!
シェム:でも、英語で書いていいのかな?神様、英語が分かってくれるといいのですが・・・。
【・・・何を(誰を)何語で書いたのかはさておき、むすびの樹まで来ました。ここから先は、「その11」でお会いしましょ~!】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 30, 2018 08:36:00 PM
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