|
カテゴリ:本日のよもやま話
トライス:さて、今回は初めに、国名クイズでも。
レム:今回は、どこだ?今回こそは最初から当ててやる~!
【・・・あら、今回は闘志を見せていますな~!】
翔:なお、前回の「国名クイズ」につきましては、 『マケドニアの国名が変更される?のお話。【前編】』 https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/201901120000/ に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
千里:それでは、国名当てクイズです。いくつかヒントをお伝えしますので、国名を当ててくださいね。
【国名を当ててください!】 ・その1:アフリカ州に属します。 ・その2:内陸国(陸に囲まれて、海がない国)です。 ・その3:1968年に独立し、同じ年に国際連合に加盟しました。 ※現在の国名は、国際連合加盟時の名称ではありません。 ・その4:行政府としての首都はムババーネ、立法府としての首都はロバンバです。 ・その5:外務省データによると、主な言語は英語、スワティ語で、主な宗教は伝統宗教、キリスト教です。
【・・・さて、おわかりですかね?】
トライス:・・・多分、ギブ。
レム:右に同じく、ギブ。
【・・・あらら。】
数希:今回も、あまり知られていない国だよね。その4とその5のヒントで気が付かないと、きついかな。
レム:もっとヒントはないの~?
千里:では、追加のヒントです。大ヒントになるものも入れますね。 【国名を当ててください!】 ・その6:外務省データによると、面積は約1万7千平方キロ、人口は約136万人(2017年世銀データ)です。 ・その7:外務省データによると、産業は農林業(砂糖、木材、かんきつ類など)、繊維産業、鉱業(石炭、アスベストなど)です。 ・その8:外務省データによると、通貨はリランゲーニ(複数形は、エマランゲーニ)です。 ・その9:輸出入ともに、貿易相手国は南アフリカ共和国(2017年EIUデータ)です。 ・その10:2018年4月19日に、国名を変更しました。
【さてさて、おわかりですかね?】
トライス:統計データが追加のヒントとして出てきたけど・・・ほぼ、ヒントにならなかった感じかも。さて、レムはこれでわかったの?
レム:・・・どこ?
【あら、お手上げだったのですね~!】
千里:それでは正解です。現在の外務省による正式名称は、エスワティニ王国(Kingdom of Eswatini)です。これまでの国名は、「スワジランド王国」でした。現地語である「スワジ」と英語の「ランド」を掛け合わせた言葉であったことから、国民の一部からは国名に対して不満があったこともあり、独立50周年の節目である2018年に国名が変更されました。
レム:そうなんだね~!でも、なんで今頃、今回の「エスワティニ」の国名クイズを出したんだ?
数希:それなんだけどね、国名の表記が、この国を含めていくつか変更されることが決まったからなんだけどね。
千里:それでは、3月19日のニュースです。これまで、外務省が外国の名称を表記する際に使用してきた国名を改めるなどの法案、在外公館名称位置給与法改正案が衆議院の本会議によって全会一致で可決しました。今後は参議院に送付されて、月内にも成立する見通しです。
数希:ちなみに、改正案の正式名称は、「在外公館名称位置給与法の一部を改正する法律案」だけどね。この名の通り、為替変動や物価の水準に合わせて、現在公館で勤務している職員の基本手当の基本額を変更したり、その子供がそこで幼稚園に入る場合の教育手当の加算額を27,000円の上限から43,000円の上限に引き上げたりするみたいだけどね。
トライス:・・・毎度のお手盛りだよね。大抵の場合、金額を引き上げるだけなんだろうけど。日本の税金、無尽蔵じゃないのに・・・。
翔:久々に、トライスさんの毒が出てきましたので、少しお話をそらします。先ほどの改正案ですが、スワジランドからエスワティニへの国名変更を宣言した大使館の名称変更を盛り込んでいます。そして、併せて外務省の文書で、今後さらに2つの国名が変更されます。
千里:そうですね。それが、同じくアフリカ州にある島国の「カーボヴェルデ共和国(Republic of Cabo Verde)」、そして、カリブ海にある島国の「セントクリストファー・ネーヴィス(Saint Christopher and Nevis)」ですね。カタカナの「ウ」に濁点を付ける「ヴ」の使用を、来月4月からは国名表記として使用しないように改めることとなりました。そこで、次のように変更されます。 「カーボヴェルデ」→「カーボベルデ」 「セントクリストファー・ネーヴィス」→「セントクリストファー・ネービス」
レム:そうなんだ!・・・でも、何のための変更なんだ?
数希:・・・正直、謎なところだよね。外務大臣は、「なるべくなじみのある表記に統一すべき」だって言っているんだ。でも、国名を見てもらったらわかるけど、「v」が入っているから言葉としては、「ヴ」のほうが、より現地の言葉に近い発音なんだよね。近年は地名や人名などで、現地の読み方や表記を尊重するという流れになってきているんだけど、この改正案って明らかにその流れとは逆行しているからね・・・。
トライス:一説には、「ヴ」が読めない議員がいたから、読めるように変更したとも揶揄されてしまっているわけだけどね。実際、「パソコンを使ったことがない」大臣がいただけに、あながち否定しきれないのが、現在の日本の悲しさだけど。年をとっても学習はできるんだけどね・・・。
【さてさて、「ヴ」のつく国はさておき、「スワジランド」ではなく、「エスワティニ」の国名を知っている方のほうが、物知りということになりますね~!】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 5, 2020 02:41:58 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本日のよもやま話] カテゴリの最新記事
|
|