ゴールデンウィーク中の5月4日の祝日の名前って・・・のお話。

トライス：だんだんと、残りが少なくなってくると焦ってくるというか、憂鬱になってくるかな～！ レム：それは、髪の毛の数のことか？ ・・・ぷっつり。 トライス：・・・世の中には、その手のことで悩まれている方がいるんだから、失礼だろ！ 数希：ちなみに、トライスはありがたいことに、その手のことで悩むことはないんだけどね。 レム：いきなり切らなくても・・・。それとも、夏休みの宿題の話か？ トライス：夏休みの宿題ではないけど、確かに、連休の場合は学校からは課題が出されているかもしれないよね。ゴールデンウィークの休み中には・・・。このほかにも、休み明けになる前の最終日とか、日曜日とかって何となく気分が落ち込まない？ レム：あ、「サザエさん症候群」のことか？ トライス：よく覚えていたよね・・・。 翔：なお、「サザエさん症候群」のお話につきましては、『サザエさん症候群、のお話。』https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202001050000/に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。 トライス：まあ、今回はゴールデンウィークの残り少なくなった休みについてかな。 千里：そうですね。今は、日本では、ゴールデンウィークの休みとなっております。2021年の場合、土日がお休みとなる企業や官公庁が多いことから、5月1日(土)、5月2日(日)と、5月3日から5月5日までの3日連続で続く祝日の5連休となることが多いですが、4月29日の祝日にお休みをつなげたり、5月8日(土)、5月9日(日)にお休みをつなげたりすることで、最大で11日連休とする方もいる模様ですね。 レム：なんか、ちょっとした大型休みだな。・・・ちなみに、祝日の名前ってなんていうんだ？ トライス：そっか、じゃあ、ちょっと逆に質問しようかな。5月3日は「憲法記念日」、5月5日は「こどもの日」というんだけど、4月29日と5月4日の祝日は何というかな？ レム：・・・うん、わからない。だって、オレが最初に質問してくらいだし。 数希：そうだよね。ちなみに、この2つの祝日は、名称に変遷があったんだ。 千里：そうですね。4月29日の祝日は現在では「昭和の日」、5月4日の祝日は現在では「みどりの日」と、それぞれ呼ばれています。 レム：それまでは、どんな名前だったんだ？結構似た名前だったとか？ トライス：お、ある意味では正解かな。以前は、4月29日の祝日が「みどりの日」って呼ばれていたときもあったから。 レム：そうなのか？何でだ？ 千里：そうですね。では、その経緯もお伝えしますね。4月29日はもともと、昭和天皇の誕生日でした。当初は「天長節」と呼ばれていましたが、1948年に制定し、同年7月に施行された「国民の祝日に関する法律（祝日法）」では「天皇誕生日」という祝日として、1949年から1988年まで呼ばれていました。その後、昭和天皇が1989年1月に崩御されて、同年の4月29日からは「みどりの日」という名称の祝日に改められました。その後、祝日法が改正され、施行された2007年からは4月29日は「昭和の日」という祝日に名称が変更されました。 レム：そっか。・・・とすると、5月4日の方は？ 千里：5月4日ですが、もともとは平日でした。ですが、5月3日は「憲法記念日」、5月5日は「こどもの日」と、2つの祝日に挟まれていることから、連休が飛び石になってしまうことが多かったので、こちらを解消することを目的として、1985年12月に祝日法が改正されました。「祝日と祝日に挟まれた平日を休日にする」という制度ですね。こちらに伴い、1986年からは「国民の休日」という名称で休日扱いとはなりましたが、ほかの祝日の場合とは違い、あくまでも暫定的な休日だったこともあり、5月4日が日曜日、もしくは月曜日となっていても、5月5日の祝日の後の5月6日が振替休日とはなりませんでした。その後、2007年に祝日法が改正・施行されましたが、その際に名称が「みどりの日」となり、また、正式に祝日に昇格しました。そのため、2007年以降で5月3日、4日、5日の祝日のうち、いずれかの日が日曜日と重なった場合は、5月6日が振替休日となりますね。 レム：そうなのか・・・。 数希：ちなみに、1985年12月に祝日法が改正されたときの「祝日と祝日に挟まれた平日を休日にする」という制度は今も残っているから、5月4日以外にも「国民の休日」の休みができることになったんだけどね。有名なのは、2019年。5月1日に新天皇の即位したことに伴って5月1日が祝日とされたことで、4月27日から5月6日まで10連休となったんだよね。 レム：そっか・・・。 【・・・ということで、ゴールデンウィークのお休みもあと少しです。不要不急の外出を避けながら、有意義に過ごしましょうね～！】