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カテゴリ:おまけ!
トライス:・・・さてさて、2021年も残すところ、あとわずかになっているわけだけどね。
数希:そうだよね。今日の12月31日の、それもあと3時間弱になってきているわけだからね。
レム:どんどん2021年が減っていくよね。だからこそ、2021年の記憶に残っている話題を、思い出して言っていくわけだよね?
トライス:そういうこと。今回は、何かある?
数希:・・・じゃあ、今回は千里からで。何かある?
千里:それでは、RCEP(Regional Comprehensive Economic Partnership:「アールセップ」)のお話にいたしましょう。
レム:レセプションのことか?
トライス:かなり違うかな。まあ、イギリスは直接関係ないこともあるから、わからないのも無理はないかな。
千里:そうですね。2021年11月3日のお話となります。日本政府は11月3日、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の10か国、そして中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの全15か国が署名した地域包括的経済連携(RCEP)協定について、11月2日に協定の発効要件が満たされ、2022年1月1日付で発効することを発表しました。なお、1月1日から先行して発効するのは、この15か国のうち、既に批准手続きを終えた日本と、ASEANのうちカンボジア、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオス、そして中国、オーストラリア、ニュージーランドの10か国です。また、12月3日に寄託を終えた韓国は2022年2月1日からの発効となります。15か国すべてでRCEPが発効すると、人口で約22・7億人、GDPで約3割の約25・8兆ドル(いずれも2019年の数値)と、巨大な経済市場が誕生することとなります。
数希:ちなみに、発効要件だけど、ASEANに加盟する10か国中の6か国以上で、ASEAN以外の5か国中の3か国以上が批准手続きを終えてから60日後に発効するという内容だったんだ。そして、既に発効した日本と関係する経済連携協定として、2018年12月30日に発効した環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11)があるよね。これは、日本とオーストラリア、カナダ、シンガポール、チリ、ニュージーランド、ベトナム、ペルー、ブルネイ、マレーシア、メキシコのうち、既に日本、オーストラリア、カナダ、シンガポール、ニュージーランド、メキシコが2018年12月30日に発効して、ベトナムが2019年1月14日に発効、そして、ペルがは2021年9月19日に発効しているから、現在は8か国の間で発効しているんだけどね。今回のRCEPは、それに続く大型案件だよね。
千里:なお、オーストラリアやニュージーランドなど、RCEPとTPPの両方に入っている国がある場合、「関税の削減率が高い方を優先する」という原則があります。関税撤廃率は、今回のRCEPでは91・5%である一方で、TPPでは99・9%に上りますので、TPPを優先することとなります。
トライス:それだけ、輸入にも輸出にも大きな影響が出てくるんだろうね。そして、今回のRCEPでは、中国や韓国とは初の経済連携協定になるということだから、今後に注目かな。特に、今は日本の経済低迷が続いているだけに、浮上するきっかけになるといいよね。
数希:・・・ということで、振り返りはここまでかな。それでは・・・。
トライス/数希/千里:皆様、よいお年をお迎えくださいませ!
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Last updated
Dec 31, 2021 09:52:34 PM
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