2011/09/07(水)22:34
ブッダの悟りの境地
100分で名著は仏陀(ブッダ)です。
四聖諦・八正道は苦しみの原因とその解決への教え。
苦諦・滅諦・集諦・道諦
苦しいと感じる心が苦しみの原因であり,それを取り除く道を説いた方法が八正道。
正しい道とは,正しく世の中のありさまを見るということ。
通常自分を中心に世界を見ているので正しい見方につながっていない。
八正道の中には苦行があるわけではなく,普通のトレーニングで獲得できるものである。
そして,煩悩を捨てていかなければならない。
ブッダはその教えを説いている。
シッダールタは16歳で結婚し,何不自由のない暮らしをしていました。
しかし,人々に生老病死という苦しみに満ちた世界があることを知り,修行の中で思索を続け,35歳で悟りを開きブッダとなります。
自我の世界という家は,虚構でしかなく,「私」という世界がないことを知ることで「苦しみ」から解放されます。
苦しみを感じている人にだけ有効な言葉であり,ブッダの言葉は「心の病院」である。
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これを聞いて昨日お世話になった方から聞いた,曽国藩の四耐を思い出しました。
耐冷 冷遇に耐え 耐苦 苦しさに耐え 耐煩 煩わしさに耐え 耐閑 閑(ひま)に耐える。
別にブッダの教えと関連があるわけではないけれど。
人生の経験を積まれた方がその言葉を見て,改めてその言葉の意味を実感するんだそうです。
乗り越えるべき苦しみというのがあるのだと。