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カテゴリ:学校
4月1日 本務校では新型コロナウイルス感染症拡大に鑑み、卒業式や入学式の中止を決定。 授業開始日を4月15日としていましたが,4月1日に授業開始日を4月20日(月)に延期したうえで ・4月20日(月)~4月30日(木)の間はオンラインでの授業を実施。 ・通学しての対面形式の授業は5月1日(金)から行う。 との通知がありました。 これとて感染地域や感染者がどう推移するか,それに伴う文科省の学校再開の方針をどう決定するかに依存するところがあり流動的です。 個人的には当面の間は対面形式の授業はできないと感じています。 教授会など小規模な対面形式の会議も同様です。 ベースはメールやオンライン会議とするほかないように思います。 万が一誰か一人でも感染していたことが判明した場合の影響はかえって甚大になります。 従来通りの講義の再開は,最後の感染者が発見されて収束の宣言が出されて以降にすべきではないかと思います。 とはいうものの,オンライン授業といってもおそらく双方向ではなく,資料をアップして各自自習・課題提出という対応になりそうです。 非常勤では以上の対応の予定です。 予備校講師やYoutuberのような語り口は訓練なしですぐにできるものではないと思っています。 本務校では10日間のオンライン授業を具体的にどう実施するのか追加の連絡を待っています。 4月2日 非常勤先では,日程変更の連絡がありました。 4月9日からのオンライン授業の開始ということでしたが,これを取りやめ、すべての授業を4月30日から開始することとなりました。 また4月30日からの授業開始にあたり、オンライン授業に切り替える可能性が示唆されています。 すでに三重大学が前期の授業をすべてオンライン形式にするとの発表がありました。おそらく上記のような対応が後期についても実施される可能性があります。 オンライン授業の質をいかに担保するか,対面式とは次元の異なる難しい対応を迫られることになりそうです。 4月3日 子どもの小学校について教委から情報更新。 4月6日(月曜日)の始業日から再開する方針だったものが、4月7日(火曜日)から4月17日(金曜日)まで再度休業。 なお,入学式は当初予定通り4月10日(金曜日)に行う。 保護者の方々の事情により希望される場合には、臨時休業中の8時30分から15時までの間、通学している学校において、全学年を対象に児童生徒の受け入れを行う(新小学1年生の受け入れは4月13日(月曜日)から)。 その際の児童の見守りは学校教職員が行うものの、授業等は実施せず、各児童生徒は自習教材と弁当を持参。 保護者によって,どう対応するかかなり分かれそうです。 感染リスクの排除と,教育機会や児童同士のコミュニケーション確保との天秤にかければ,前者を優先せざるを得ません。 オンラインで教材は提供されるとのことですが,児童同士が直接触れ合う機会をどうやって確保するか悩ましいところです。 4月4日 本務校からのお手紙が届きました. 20日からのオンライン授業では,manabaを利用して双方向のコミュニケーションをとる必要があります. a.小テストで簡単な質問をして回答を得て,コメントする b.アンケートで授業にかかわる意見などを聴取し,コメントする c.レポートで課題を出し,評価を付けて返す d.掲示板で意見交換する などです. 時間設定して小テストを複数回行う,c-learningのクイックアンケートを使って学生とリアルタイムにやり取りする,出席確認をすることもリアルタイムの双方向のやり取りになるとのこと. オンライン授業については,総合情報センターから可能な方法などの情報を発信するとのこと. また,1年のゼミ生に対しては,担当教員から個別にメールで対応するよう要請がありました. いよいよ,イレギュラーな仕事の具体的な内容が明らかになってきました. しかし,まだテクニカルな部分のサポートがないためにどうコンテンツをつくるべきか明確ではありません. 今後の情報提供を待ちたいと思います. 4月5日 千葉県の森田健作知事はこれまで、一部地域をのぞき予定通り6日から学校を再開する予定だったが、県内全域で新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、直前で県立学校の休校措置を4月30日まで延長すると発表. これを受けて,おそらく自治体の小中学校の学校再開も延期されると予想されます. この様子だと少なくとも半期はオンラインで対応しなければならくなりそうです. 4月7日 緊急事態宣言を受けて,市立小・中学校の入学式は、5月7日(木曜日)以降に延期. 教科書など教材は順次直接手渡しするとのこと. ただ,手渡しのリスクも依然あるかと思います. 大学ではオンライン授業に向けた動画配信の方法がアップされつつあります. しかし,容量の大きさから受講者数に応じたツールの使い分けが必要になりそうです. また,大学の研究自体もテレワークを除いて禁止する動きも出ています. 自分の研究はまだ公表していないものをため込んでいるのでしばらくは自宅にこもっていつも通りの生活を貫こうと思います. この1週間でもめまぐるしく状況が変わりましたが,政府の対応は少し遅きに失した印象があります. イタリア,スペイン,NYなどの経緯をみていれば,もっと早くこの状況は予見できたはずです. 宣言して強く要請するレベルで本当に感染者が減るのか疑問に思います. 2週間後に感染者を減少させるとの目標ですが,この日までの日本の感染状況は,感染者数4363人,死者数98です. 死者数はイタリアの3月5日時点(感染者数3089人,死者数107人),スペインの3月14日時点(感染者数4231人,死者数120人),アメリカの3月16日時点(感染者数4632,死者数85人)とほぼ同様です. 3月5日から2週間後の3月19日のイタリアにおける感染者数は3.6万人,死者数は3000人.
3月14日から2週間後の3月28日のスペインにおける感染者数は6.4万人,死者数は4858人. 3月16日から2週間後の3月30日のアメリカにおける感染者数は16万人,死者数は3000人. 人口規模やロックダウンの状況など違いはあり単純な比較はできませんが,緩やかな助走期間を経て,このような指数関数的な感染爆発にならないことを祈ります. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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