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Nice to meet you!

10.14回目のバース・デー

中学2年生になりました。
Cちゃんとの交際も順調で、あのスキー旅行以来、
俺んちとCちゃんちは家族ぐるみでお付き合いをするようになっていました。

弟は年が離れたK先輩を
自分の本当のお兄ちゃんのように慕っていました。

実の兄である俺はちょっと複雑な心境…。


「14回目のバース・デー」
今回はそれがテーマなんですけど、
別に変わった出来事があったわけじゃないんです↓↓
ごく普通にパーティをして、プレゼントを貰って、ワイワイ騒いで、
それじゃ、バイバイ!

そんなカンジの一日でした。
だから、☆成長キロク☆に載せるほどのことではないのですが、
その日、彼女から貰った手紙が今でもものすごく俺の印象に残っているので、
それを紹介したいと思います。



○○くんへ

14回目のお誕生日、おめでとう。これからもずっと仲良しでいようね!

お祝いしてすぐなのに、こんなこと言うのも気が引けるんだけど、

今日は○○くんのことで言っておきたいことがあるの。

いつもやさしい○○くん。それはいいんだけど、

やっぱりあたしには、男らしいところも見せてほしいの。


どうして何でも自分で何とかしようとするの?

この前だってそう。

あたしが裁縫セット忘れちゃったって言ったら、

○○くん、自分が忘れたことにして身代わりになって。

今まで黙ってたけど、

あたしはそんなことをしてほしくって言ったんじゃないの。


○○くんにはわからないの?

そんなことされちゃったら、あたし、余計みじめになっちゃうんだよ。

悪いコトしたなって思っちゃう。

だからやさしいだけの○○くんはイヤ。

たまにはあたしを怒ってほしいの。

ゴメンなさい。本当にお誕生日の日にこんなこといってゴメンなさい。


でもね、このままあたしがずーっとこう思ってても

○○くんには伝わらない気がしたの。

言葉次第でしょ。人の心を動かすのも、何かを伝えるのも。

だから今日、あたしは手紙にこう書きました。

これで○○くんを怒らせちゃったかもしれないね。

本当にゴメンなさい。でも、あたしの思ってることも、わかってほしいの。


またワガママなんですけど、一つだけ、お願いがあります。

このワガママは怒らないで、聞いてください。

明日からずっと、この手紙のことは話さないでください。

一方的でゴメンなさい。でもあたしはそうしてほしいの。

それじゃ、また明日学校で会おうね。今日は楽しかったよ。

                                        Cより



Cちゃんは勇気を振り絞って俺に対する不満を伝えたのでした。

Cちゃんのお願い通り、この日の手紙について話すことは
一度もありませんでした。

手紙の中で俺の心を打ったフレーズ…。 それは、
『言葉次第でしょ。人の心を動かすのも、なにかを伝えるのも』ってトコ。

なんか、名言だなーって思ってます。


俺はそれ以来、
出来るだけ女の子を引っ張っていくようになります。
それは手紙を鵜呑みにしたから…とかじゃなくて、
自分でもその方がいいと思ったからです。

Cちゃんにやさしくする自分は
まさに仮面をかぶった役者そのものでした。

「自分を犠牲にしてでも好きな人にやさしくするオトコノコA」

俺はその役を演じ続けることはできません。
もはやCちゃんという監督は
俺にその役を降りろと言ってきたのでした。

監督の選択は正しかったと思います。
実際、その役をちょっとでも演じていた頃の自分は、

「好きな人からよく見られていたい!」

っていう醜い欲望があったのです。
やさしくすることよりも、よく見られることを目的としていたんですね。

だから、俺は恋愛面でのスタンスを変えたのでした。

新しいスタンスは、
リードは俺がして、彼女にも気遣いをする。

もしかしたら、これが普通の恋愛スタイルなのかもしれないね。


俺の恋愛はそれでいいんだと思います。

「俺は恥ずかしい恋愛はしてない」

って胸を張って言えますから!
あと、俺なんかが言うことじゃないかもしれないけど、

「人間の価値っていうのは恋愛なんかじゃ決められない」

そう思います。
モテない男のタワゴト、と思う人は思ってください。

でも、俺はマジメにそう思っているんです。


Cちゃんからの手紙。
今でもまだ俺の手元にはあるけれど、
今の自分には…もう、必要ないと思います…。




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