2013/06/16(日)23:11
主人の話
今日はちょっと熱い男=主人の話・・・♪
主人と結婚する前は、恥ずかしながら「杜氏」という言葉さえも知らなかった私。
「夏子の酒」なんていうのが話題になっていたけれど、観た事も読んだ事もなかったので・・・(^^;)
勿論、それまでにも日本酒を飲んだ事はあったけれど
そのお酒がどんな風に造られているのかなんて、考えた事もなかった・・・
そんな私が新潟の酒蔵に嫁ぎ、杜氏の妻となったのが6年前の春の事。
「杜氏」という酒造りに於ける全責任を背負う立場にある主人は
それこそ大変な思いでずっと蔵に篭り、我が子のようにお酒を見守りながら
日本酒に対する熱い思いを込め、酒造りをしてきた。
微妙な温度管理の大変さや、長年の経験からわかってくる感覚的な部分の酒造りを
自分流に勉強分析し、失敗を重ねながら今まで頑張って来た。
こんなにお酒に対する情熱を持って、心を込めて造られているお酒・・・
最後の一滴たりとも残したり出来ないなーと思ってしまう。
「安らぎと喜びと感動を伝える酒造り」をモットーとしている主人。
造り→絞りが終わる春までは、土・日の休みや祭日も関係なく、お休みは一切ない。
肉体的にも精神的にも、本当に長く厳しい冬なのだろう。
そして、今年もまたそんな熱い男の想いのこもった新酒が出来上がった!
「かめ口一番」は、搾りたての生原酒のダイレクト瓶詰め商品。
こうゆうやり方は、日本で当社くらい(?)なんだとか???アルコール分19.5%
炭酸ガスのピリピリ感が、キュ~っと喉に染み渡る♪
さて・・・そのお味・・・聞き酒をした主人の感想はこんなだった。
「う~ん、例年よりは炭酸が弱い感じかな~」
「しかし、しっかりとした味わいがあって、やや甘味を感ずるも喉越しスッキリだな」
今の時期だけの期間限定のこのお酒、いつも好評にてたちまち売り切れてしまうので
知る人ぞ知るお酒?ってところかな?
お酒造りのOFFシーズン中は、へヴィメタルのバンド活動で
あちこち忙しく飛び回っている主人が・・・
この造りの時期だけは、ギターに触る事もなく一切の音楽活動を断ち
おいしく飲んで頂けるお酒造りの「杜氏」として徹する!
この気持ちの切り替え様は、本当に私も見習わなければならない程(^^;)
新酒を絞り一段落ついた所で、この週末に行われる物産イベントでのお酒の販売の為
明日から月曜日まで静岡に行く事になっている。
何だか「亭主元気で留守がいい」とは、まだまだ思わないんだけれど
主人が居ないこの生活も段々慣れてきてしまったかなー?
「あ~早く春にならないかなぁ~」この時期、いつも私達が口にするセリフ・・・
でも現実を考えれば『春』はまだまだ遠い先の話だなぁーーー(-_-;)
◎プレゼント用の小さなベアだけれど、何とか完成したぞ♪