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カテゴリ:英語教育
以前、思考力と精神力について、少し書きました。 今回は、その中の思考力について、考えていこうと思う。 生徒の思考力を養おうと思えば、 目にする生徒の思考が、今現在どうなっているか。 それを的確に把握する必要がある。 文系教科では、英語に著しく表れる。 例えば、こんな問題を出してみる。
次の文を英文にしなさい。 1 久美はかわいらしい。 Kumi is pretty. 2 若者の間で、サッカーはとても人気があるスポーツだ。 Soccer is a very popular sport among young people.
1ができて、2ができない生徒。 これは、暗記に頼っている生徒。 Kumi is pretty. という3語を暗記しているだけ。 だから、文が長くなれば長くなるほど、できなくなる。 2を見たときのそういう生徒の頭の中は、「絶対、無理!」 問題なのは、 その後のモチベーション(やる気)がなくなってしまうことである。 単語を覚えても、文が長くなったらできない。 そうすると、単語さえも覚える努力をしなくなる。 ますますできなくなる。 悪循環。
1・2両方できる生徒の頭の中は、 1も2も同じ、S(主語)=C(補語)の第2文型の文。 2は、若者の間で( among young people )、 とても( very )、 と スポーツ( sport ) が付け加えられただけ。 ある単語が書けなくても、文の構造は理解している。 こういう生徒の頭の中は、 よしっ! 書けなかった単語を覚えれば、完璧になるぞ。 文の構造が理解できた充実感で、 単語を覚える意欲を失わないのだ。 思考力は持続力を助ける。 続きは次回に・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.08 17:31:44
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