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テーマ:塾の先生のページ(8241)
カテゴリ:小学生
まず、読書に入る前に、流れを説明します。 1 読書する前の自分 ↓ 2 読書( 普通の作文なら、ここは自分の体験 ) ↓ 3 読書し終えた自分 ↓ 4 作文を書く 僕が、特に注意している点は、 1の自分と、3の自分が変わることを、 読む前に意識してもらうことです。 そんなに複雑なことを言っているのではありません。 読んでいく中での、 自分の感情の変化を意識してもらうということ。 そのために、心に留まった場面のページ数と、 簡単な場面説明(2・3行程度)をメモしてもらいます。 そして読むときには、リラックスして、 じっくり読むように言います。 それは、感情の変化の認識に集中してもらうため。 読み終わった生徒は、自分のメモを見ます。 すると、 「 先生、もう一度、読みたい!」 と言うんです。 読む前は、 「 こんな分厚い本、読みたくな~い!」 って言ってたのに。 そして、2回目の読書を始めます。 読みながら、今度は、1回目にメモした場面に、 自分の感情を付け加えながら、読んでいきます。 それを見てみると、1回目より、自分の感情の認識が、 明確になっています。 国語の問題文を、制限時間内に読むといった、 義務的な「読む」ではなく、 味わいながら、自分の感情を意識しながら、読む体験をする。 そんな感じでしょうか。 そして、最後に、そのメモをまとめて、作文にする。 もちろん、アドバイスを与えながら、一緒に考えながら、 時間をかけて書いてもらいます。 子どものころはあまり本を読まなかった人が、 大人になると、本を読むようになる。 こういった人は結構いると思います。 それは、小説ならば、読むことによって、 その主人公に自分がなりきれたり、 また、ビジネス本であれば、今まで知らなかったことを、 読んだ後に、それを仕事に生かせる。 そういったメリットがあることを知っているからだと思います。 そう、そのメリットを体験すれば、 子どもは自分で本を読むようになると思いますが、 それまでが、大変なのです。 自分の体験を詳しく思い出すこと。 それから深く考えること。 自分の体験から、何かを学ぶということ。 読書感想文に取り組む前、 身につけなければならないことは、たくさんあります。 そして、それから、読書をし、作文を書くまでは、今回、述べた通り、 これまた、それなりのことをしなければならない。 その準備をする助けをすることなしに、 いきなり読書感想文を子どもに強要するのは、 無理なことを押し付けること。 反って、子どもは本を読みたくなくなるでしょう。 僕の考える、読書感想文攻略の鍵とは、 それまでの準備を、時間をかけて整えることです。 最後に、あくまでも、この記事内容は、 まだまだ、未熟者の僕の考えであり、 まだまだ、改善したいと考えております。 もっと良いものなれば、また記事に書いてみようと思います。
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