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テーマ:塾の先生のページ(8202)
カテゴリ:英語教育
僕の英語の授業は、5文型を中心として行っておりますので、 僕の5文型の解釈や使い方を知ってもらわなければ、 授業を聞いても分かりません。 ですから、このシリーズ自体、 これから当塾に入塾される生徒さんやその親御さん、 また、最近入塾された生徒さんやその親御さんに向けて 書かせていただいているという意味合いが強いです。
文の要素(S・V・O・C) S(主語)・・・~は、~が V(動詞)・・・一般動詞(動作を表し、語尾を伸ばして発音すると 「ウ」の音になる) be動詞(=イコールを表し、is / am / are / was / were) O(目的語)・・・V(一般動詞)を文中で使うとき、必ず必要になる言葉 C(補語)・・・S(主語)やO(目的語)の様子や状態を表す言葉 ※ S・V・O・C(文の要素)以外は、波線を使って表します。
5文型 1 S V 2 S = C (=はbe動詞、ただし、lookのようなVが使われることもある) 3 S V O 4 S V O O 5 S V O C ※ 波線部分よりも、まず文の要素であるSVOCが 分析できなければ、この文が何を表しているのか、 大きな枠としての理解ができませんので、 ここでの説明は省かせていただきます。
どの文型も、S(主語)から始まっているので、 S(主語)からは、どの文型なのか、見分けがつきません。 5文型の内、どの文型になるかは、V(動詞)から考えれば、 分かります。 明らかに、他の4つの文型と異なるのが、2文型です。 まず、2文型であるかどうか分析します。 例1 I eat lunch with my friends. この文の中にbe動詞は存在しないので、 2文型である可能性が低い。 それを頭に置いて、V(一般動詞)を探します。 ↓ I eat lunch with my friends. V V(一般動詞)が探せたら、その意味、 ここでは、「食べる」という動詞の意味を考えます。 「食べる」という動詞を使うとき、 必ず1以上の食べるものがなければ、文は成立しません。 もし、ない状態で使えば、必ず誰かに、何を?って質問されます。 それがO(目的語)になるわけです。 この時点で、3文型 S V O になることが分かります。 I eat lunch with my friends. S V O 波線部分 日本語訳は、「私は私の友人たちと一緒に昼食を食べます。」 もし、O(目的語)である「lunch」という単語の意味が 分からなかったとします。 そういうとき、僕はこう指導します。 Oの部分の日本語訳を、( )を使って空けておきなさい。 そうすると、生徒は、 私は友人と一緒に ( )を食べます。 と書きます。 そしてその生徒の頭の中はこうです。 何を食べるのかは分からないけど、 友人と一緒に何かを食べるんだよな。 生徒が答え合わせをし、空欄部分を書き込んだ後に、 僕はこう言います。 よし! その空欄にしたその単語、どうする?
覚えます!
そうだよね。そこが今の君に足りない部分だよね。 じゃぁ、ノートを1冊作ったら? そういう自分に足りないものだけを書き込むノート。 それは、君にとっては宝と同じだよね。 だって、それを身につければ、必ず君の能力は上がるんだから。 あともう一つ、大切なことがあるぞ。 なぜ君は、この問題で自分の足りない部分が分かったの?
分からないところを空欄にしたから。
じゃぁね、全部分からなかったら、全部空欄だよね? 何がどう足りないのか、全然分かんないよね? どうしてそうならなかったんだろ?
5文型の内、3文型って分かったから。
なぜ3文型って分かったの?
V(一般動詞)から考えたから。
そうだよね。ということは、文の要素の中で最も大切なのは?
動詞!
その通り! 動詞を覚えてなければ、5文型を考えようがないし、 自分の足りない部分もわからないよね。
それまで、「動詞を覚えなさい」と何度言っても あまり効果はありませんでした。 しかし、こういう授業をするようになってから、 塾で英単語を覚える時間を全くと言っていいほど とる必要がなくなりました。 5文型から英文を捉えることにより、 生徒自身に足りない部分を認識させ、 それを身につければ、自分の能力が上がるんだと、 生徒が思うようになってくれました。 思考の材料である知識、英単語を覚えるという 意欲を引き出す効果を、間違いなく5文型は持っている。 つづく・・・。
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