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テーマ:塾の先生のページ(8210)
カテゴリ:英語教育
例 ( used / yesterday / this classroom / the students ) 日本語文のない並べ替え問題も、動詞を起点に考えていきます。 まず、この中にbe動詞はないから、2文型の可能性は低い。 V(一般動詞)を探します。 used(使うの過去形) ここで、「使う」という動詞について考えます。 この動詞を使うとき、必ず1以上の「使うもの」がなければ、 文が成立しません。 ですから、この時点で、3文型(SVO)であることが決定します。 そこで、何を使うのか?語群から考えます。 ここで大切なのは、O(目的語)である「使うもの」は、 名詞であること。 名詞であるのは、 yesterday / this classroom / the students 昨日 この教室 その生徒たち の残り全てです。 そこで「使う」から考えるのです。 この3つの中で、使うことができるのは? そう、「教室」です。ですから、 used this classroom そして、次に、S(主語)を考えます。 目的語と同様、S(主語)も名詞です。 この教室を使ったのは誰?と考えるわけです。 そう考えると、「昨日」ではなく、「その生徒たち」になります。 The students used this classroom S V O これで、3文型の文の要素SVOが完成。 あとは残りのyesterdayをくっつけて、 The students used this classroom yesterday. になります。 このような並べ替え問題では、 英単語そのものは語群にあるわけですから、 5文型、英文法を使わなければ、 なんとなぁ~く並べ替えただけになります。 これが僕は一番怖いことだと思うのです。 正解しても、不正解でも、その後に、何も残らない。 自分の解答に理由がなければ、正解しても自信にならない。 不正解でも、なぜ間違ったのかが分からない。 だから、とりあえずその文を覚える。 覚えるのなら、まだましな方。 こういう問題演習に慣れてしまうと、 解答し、○か×かをつけることが勉強だと 錯覚を起こしてしまいます。 こうなると、学校、家庭、塾、どこで、いくら勉強しようと 能力が上がるわけがありません。 だって、問題を解き、答え合わせをすることは、 そのときの自分の能力を、○か×かという2種類の結果で、 大まかに表しただけのものだから。 自分の能力を上げる本当の勉強は、 やっと、そこから始まるのだから。 それを始めるためには、自分の解答に明確な理由をもつこと。 その明確な理由をもたせるために、 僕は5文型を中心に英語を教えています。 つづく・・・。
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Last updated
2007.11.03 17:54:05
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