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テーマ:塾の先生のページ(8203)
カテゴリ:英語教育
今から述べさせていただくことは、 僕が生徒に英語を教えるのであれば どうしていくことが最善の方法なのか? それは塾講師である限り、追求していくことでありますが、 今の段階での到達点を記録するための記事です。
今まで模索し続けてきた英語教科書の扱い方。 この地域の中学校の定期テストの英語は、 やはり教科書の内容が出題の中心になる。 学校で使われている英語教材(ワーク)も、 教科書準拠になっているので、 英語教材から出題されても、やはり中心は教科書になる。 塾として定期テストにおいて結果を残すためには 教科書の対策は必須である。 しかし、この対策のやり方次第では、 後にやってくる高校受験の、弊害になる可能性も出てくる。 特に、志望校判定の材料とされる実力テストや入試問題の中、 長文問題で、顕著に表れてくる。 英文を理解しているから得点できるのではなく、 何度も目にし、覚えた英文だから得点できる。 この状態に偏ることが、 非常に危険な状態だと僕は考えている。 以前、このシリーズで取り上げた、 得点と実力のギャップを生む可能性があるということ。 その可能性を一掃するために、模索し続けてきた。 教科書の本文を、実力テストや入試問題の長文のように、 初めて目にする英文として、 生徒が学習することはできないか? そう、考え続けてきた。 そのために、5文型で英文を捉えることの徹底と 文法を徹底することに力を注いできた。 もちろん、英語を理解するためには、 生徒自身が毎日使う日本語が 理解できていなければならない。 だから、「言葉」に重点を置いて、 全ての授業を組み立ててきた。 生徒が自発的に学んでいく方法をサポートし、 それを継続させる精神力身につけることにも力を注いできた。
その成果は中2生、中3生の状態を見るより、 まだ英語を習い始めて1年も経っていない 中1生の状態を先に見る方が、より自分の教務に対して 厳しい評価ができるだろうと考えた。
現在進行形の説明と演習問題をこなし、 まだ1度も目にしたことない Lesson7の英文プリント3枚。 5文型と文法を使った思考力だけでどれだけできるか、 そのために、必要な単語の知識は、 生徒が和訳する前に与えた。 さぁ、今まで努力してきた成果はどうだろうか?
やったぁー! 全員が、ほぼ正確に訳している。 ぐるっと教室を回りながら、生徒それぞれに、 一言、二言、僕が言葉を発するだけで、どんどん訳し、 どんどんその訳の正確性とレベルが上がっていく。 ただ、文型を捉えるのに、 まだ少し時間がかかることが気になる。 文型を捉えてから和訳へは、スムーズに進んでいる。 このときが最も楽しそうに鉛筆を動かしているように見える。 総合的に、中1生の状態は僕の予想よりも上だった。
中2生にも同じように、まだ目にしていない単元の 教科書本文プリント3枚を配った。 さすが中2生。 中1生の倍のスピード。 5文型に拘った授業を、 1年多く受けただけのことはあるようだ。 文型を捉えるスピードと正確性が中1生よりも数段高い。 和訳していく日本語の表現もより豊かになっている。 もう少しこれが定着すれば、 次のステップに進むことができそうだ。 自分の語彙力の範囲外、 つまり、知らない単語が出てくる文章を、 前後から推測して訳していくこと。 中2生の状態も、僕の予想を超えていた。
中1生、中2生の状態を見て、やはり中学生の時期は 「できる」ということよりも、 「わかる」ということに拘った授業、 できる問題のレベルを高くするだけではない、 目にする英文の理解を深くする授業が必要だと、 改めて痛感する。 そしてその理解力の深さ、思考力の高さが 高校へ進学してからの勉強に繋がり、 大学受験へと繋がっていくと信じている。 それをより明確にしていくためには、 僕自身が積極的に、大学受験を目指す高校生に 指導されている先生方のお話を 聞かせていただく必要がある。 絶対にある。 さぁ、頑張るぞぉ~!
追記: 先生方、ご連絡させていただいた際には、 どうぞよろしくお願いいたしま~す。
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