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カテゴリ:中学生
初めて授業をする生徒でも、 授業中のノートの使い方を見れば、 その生徒がどれぐらいの成績をとっているか、 ある程度分かります。 そこに工夫があるかどうか? ノートを使った後の未来を意識しているかどうか? そこを僕は見ています。
例えば、ある社会の問題、ア~エの5問あり、 ノートにその答えを書くとする。
生徒Aのノート
アエジプト イフランス ウイタリア エロシア オカナダ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生徒Bのノート
ア エジプト イ フランス ウ イタリア エ ロシア オ カナダ
この二人の差は、非常に大きいです。 もちろん、成績が良いのは生徒Bの方。
Aのような使い方をしている生徒は、 応え合わせのことさえも意識していません。 まず、問を表す記号ア~オと、自分の解答に間がない。 これでは応え合わせをするとき、 どこからどこまでが自分の出した解答か分かりづらい。 それは、答え合わせに要する時間が 無駄にかかることを意味します。 1問につき、1秒ロスしたとしたら、100問で100秒のロス。 これが1年間続いたら、 どれだけの時間を無駄にしてしまうのでしょう? また、こういう生徒は、行を空けずに、詰めて書きます。 すると、誤答を赤ペンで訂正するとき、 鉛筆で書いた誤答の上から、 赤ペンで書くしかなくなってしまいます。 それを後で復習しようと思っても、 誤答と正解の見分けに時間がかかってしまいます。 そういった生徒に、 答え合わせの後からの勉強が大切だから、 その後、しっかり復習しなさい! と言ったところで、あまり効果はありません。 だって、時間がかかってしょうがないから。 やはりここでも、答え合わせ、 その後の勉強を意識していないのです。
それに対して、生徒Bのようなノートの使い方は、 十分、意識されています。 問を表す記号ア~オと、自分の解答にはスペースがあり、 尚且つ、問題は縦に並べて書いてあります。 右横にはたっぷりスペースがあるのです。 このスペースがあれば、 誤答の訂正が丁寧に正確に行えます。 復習するときにも、自分の間違いと正解を 同時に確かめることができます。 復習の意欲を失わないのです。
こういった細かい工夫の積み重ねは、 後に大きな差となるんですよね。
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Last updated
2008.02.20 12:21:46
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