テーマ:住宅コラム(1809)
カテゴリ:★建築&ガーデニング
引き続いて「建築デザイン」ネタです。「アウトドア系」「音楽系」をお待ちの皆様、スミマセン…今しばらくのご猶予を。。。
10日のセミナーの第二部。講師の”竹山清明”氏は「京都府立大学」の助教授、らしい。「人間環境学部・環境デザイン学科・住環境学専攻」、らしい。偉い人、のようです。まぁ…人の良さそうなオッチャンでした…(笑) まずは「関西において好まれる住宅デザイン」のテーマ。基本的には「洋風」が好まれるようです。これは全国的にも言えることで、特に「アーツアンドクラフツ」「プレーリー」などが代表的なディテール。全体的に落ち着いた、安定感のあるデザインが良いのでしょうね。 ”ヴォーリス”は「ミッションスタイル」を日本に持ち込んだ建築家。昭和初期に関西でも大活躍し、素晴らしい建築を数多く残しています。これらのディテールは「プレーリー」などと同様に、日本の「洋風住宅」の手本となりました。 続いて「和風」ですが、やはり「京都」では少しポイントが上がります。しかし、一般的には「少数派」ですねぇ。好まれるのは「数奇屋風」で、「民家風」などは奇抜に感じるようです。 ”安藤忠雄”氏などに代表される「カーン様式」は…最下位…(汗) また、洋風建築でも「ジョージアン」などの本格的な「洋館建て」は敬遠されるようです。 好まれる建築デザインのキーワードは「のんびり・ゆったり」「風格がある」「美しい」など。逆に嫌われるのは「馴染みにくい形」「斬新過ぎる」「風格が無い」など…ようは「一般的な安心できる家」が」好き?なのでしょうね。 続いてのテーマは「我が国と南欧風住宅様式の定着」でした。俗に「スパニッシュ」や「プロバンス」と呼ばれる家ですね。ボクが現在手がけている「サンタフェ風」などは、この南欧風の変化バージョン?とも言えます。 さて、これらが何故に流行ったのか?ボクの結論としては「世界共通の何か」が有ると。 「イタリアンクラッシック」などのデザインは、イメージが厳しく、自由度や応用性が狭いのでしょう。南欧風の住宅は瓦屋根や土壁、漆喰、木材などのディテールに、どこか「民族的」なイメージを持っています。日本の「農家」などに類似する…安心感?素朴さ?そんなものかな。 同様の理由で「アジア風」というのも絶好調?です。こちらは内装に多く使われています。全体的にはプロバンスなんだけど、寝室はアジア風に、方が多いですね。「家全体がアジア風だと、将来的に飽きちゃうかもしれないからワンポイントに」という使い方。 これらのデザインは定着するのか?おそらくするでしょう。過去に流行った「チュダー形式」などと同じように、日本の洋風住宅の代表的なディテールとなりそうです。今後は少しずつ減少するでしょうが、「ナゴミ系の洋風住宅」の定番となりそうです。 三つめのテーマは「傾斜地を魅力化する…」なんて住宅開発がテーマでしたが…都合により割愛…(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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