哀れ
鈴虫がチリチリとすり切れて細々鳴いている。覗いてみると20匹以上いた仲間はすでに死に絶えてあわれたった一匹である。いくら鳴いても求めるメスはやってこない。やってこないのを知ってか知らずか?力なき羽根をふるわすを見ていれば泣きたい。死に後れた男はあわれであるな。静寂なる飼育箱のなかにときおりチリチリと明日は我が身かもと首をすくめていくら魔物の家人でも、せめて、せめて、ワタシより一秒でもいいから長生きを・・・密かに想いつつ、静かに飼育箱のふたを閉めるワタシであった。バーベキュー万歳!ブログランキングに参加しています。