カワムツの産卵を見て日本の少子化を憂いている
久々の川べり散歩、近所の小川ではカワムツらしき小魚が、群れて産卵しているようだ。これを撮りながら、日本の少子化を憂いている。高市氏は「子どもを一人産んだ家庭に対し、その子が18歳になるまで所得税・住民税・社会保険料を10%免除する」という少子化対策、税制優遇策を述べているが、果たしてそんなことぐらいで少子化に歯止めがかかるだろうか?およそ先進国は、どこも少子化が進んでいる。その出生率は以下の通り。アメリカ:約1.84フランス:1.9、イギリス:1.63ドイツ:1.58カナダ:1.58オーストラリア:1.73日本:1.20韓国:0.72ところが、なんと!先進国の中で唯一、少子化がそれほど深刻ではない国が一つあるのですね。それは「イスラエル」イスラエルは、2025年時点での合計出生率は約2.9と人口維持水準2.1を大きく上回っている。以下にその理由を述べる。1. 宗教的・文化的背景ユダヤ教やイスラム教では「子どもを多く持つこと」が神からの戒律と考えられており、社会的にも子どもが多いことが理想とされている。特にユダヤ教超正統派(ハレディ)は避妊や中絶を否定し、平均6~7人以上の子どもを持つ家庭も多く存在する。世俗的ユダヤ人や高学歴女性も比較的多くの子どもを産む傾向がある点が特徴。2. 国家・コミュニティ存続への意識「ユダヤ人国家の維持」「人口比でアラブ系住民に押される恐れ」が国民意識として根強くあり、出産が「民族の存続」と直結している。ホロコーストの記憶、地域紛争や安全保障の理由から「生き残り・自己防衛」の集団意識に結びついている。3. 社会制度とサポート不妊治療や妊娠・出産の医療費は社会保障で広くカバーされ、産休制度も充実している。託児施設も比較的利用しやすく(コストは高いが入所困難さは少ない)、祖父母など家族やコミュニティの支援が強い。公的・私的な祝福と応援が強く、子育てや親になることへの社会的抵抗感がほとんどない。宗教的信念・民族意識・社会的な支援や価値観が有機的に結び付き、「子どもを持つこと、育てることが人生最大の喜び」と捉えられているため、経済的・教育面の条件とは逆行して高い出生率が維持されている。ここで伊藤貫氏が提唱する三つのPを紹介したい。三つのP三つのPとは「人間の思考力を三つのPに分ける」考え方である。人間の思考を「Philosophy(哲学的)」→「Paradigm(パラダイム的)」→「Policy(政策・実務的)」の三段階に整理する。そしてこのPをランク付けしている。最上級のP:Philosophy(哲学レベル)最も抽象度が高く、根本的な価値観・世界観・意味や使命の問い(「人は何のために生きるのか」「国家の目的とは」など)を扱う思考。そしてその人や社会の根底を規定し、迷いなく行動する基盤となる。中度のP:Paradigm(パラダイムレベル)物事を見る枠組み、思考パターンのこと。例として資本主義vs社会主義、科学的思考vs伝統主義、個人主義vs集団主義など、思考の定型化されたフレーム。議論する際に自分や相手のパラダイムを意識しないと、話が噛み合わず表層的になる最下位のP:Policy(政策・実務レベル)最も具体的で現実的な行動指針や方策のレベル。 例=「この政策はプラスかマイナスか」「コストとして妥当か」「実現性があるか」など、日々の意思決定や討議の多くはこの段階。誰でもできるが、人間として一番重要なのは哲学的・パラダイム的な根本思考にある。具体例「国家の幸福や正義とは何か」(Philosophy)「経済成長か社会福祉優先かという発想そのもの」(Paradigm)「減税するか給付金を増やすか」(Policy)なぜ区別が必要か伊藤氏は多くの人がこの階層分けを意識しないことで、議論や判断が浅くなり本質からズレると指摘している。まず哲学(価値観や人生観)を明らかにし、それに基づいてパラダイム(物事の見方・考え方)を選び、最後に具体策(政策や行動)を決めるべきだという主張。このように「三つのP」とは、思考の質と深さの違いを、哲学→パラダイム→政策の三層モデルで整理し、上から下へと一貫性を持たせることを重視した枠組みである。伊藤貫氏はロシア、アメリカ、日本を三つのP(Philosophy, Paradigm, Policy)の視点で評価した。ロシアは「最上位のPhilosophyレベルの思考がある」けど出生率は1.4と低迷しているが…アメリカは「中程度のParadigmレベル」を持つ。出生率は1.84日本は「最下位のPolicyレベル」として評価している。出生率は1.2まぁ少子化をわたしなりに考えると、バブル崩壊後の小泉竹中改革以降、労働事情の悪化が少子化に拍車をかけたとみる。竹中は、グローバリズムが世界の趨勢だと説き、株主を頂点に置き、従業員をコストと捉え、非正規雇用を拡大させた。つまり竹中の政策は魂の尊厳(Philosophy)を忘れ、いびつな、いかに株主を儲けさせるか(低俗なPolicy)に終始している。少子化が拡大した理由は、グローバリズムへの移行とともに、企業は株主の物、従業員は利益を出すための道具に貶め、終身雇用制を捨てた報いなのである。竹中は、経営者と社員はともに同時代と場を共有し、同じ目標と志のもと、互いが切磋琢磨し成長する同志、という人間としてごく当たり前のシステムを崩壊させたのである。結果、1995年約1,001万人だった非正規雇用は、2024年には2126万人に膨れ上がる。ちなみに、正社員の平均年収:約531万円、非正規雇用者の平均年収:約306万円である。収入が少なければ子育てなんてとてもできない。結婚さえ見送る若者がふえているのもうなずける。だから少子化に歯止めをかけたければ、労働環境を整える必要が絶対にある。わたしは今直ぐにでも非正規雇用を減らし終身雇用制に戻すべきだと思っている。先行き不安で誰が子供を産めるか!理想は子供が成人するまでは男が稼いで、女性は家を守り子育てに注力するのが望ましい。男一人で家族を養える給料が必要である。こんなことを言うと、左巻の連中は、女性を家庭に閉じ込めるのは差別などと大騒ぎする。何言ってんですか!そんなことを言うなら男にも子宮を与えてみろと私は言いたい。男と女に違いがあると言うことは宇宙の摂理です。男女の立場が違って当然なのです。話を戻す。終身雇用制に戻せなどと言うと「会社がつぶれたらどうする!?」という殺し文句が必ず出る。金はある。ある処に天文学的にあるではないか!企業内部留保を見てみろとわたしは言いたい。内部留保はバブル崩壊時の1989年には約200兆円台だったものが、2023年には約600兆円台に膨れ上がっている。この資金を従業員や下請け孫請け業者に戻せと言いたい。そもそも元々彼らの取り分だったものだ。この資金を、非正規を望まない方々を含め終身雇用制に戻し、全従業員が家族を養える待遇にする。そために貯め込んだ金を吐き出しても罰は当たるまい。金は人々のために使わなくして何の役に立つのでしょうか?貯め込んでいても誰も幸せにはできないのです。まして誰一人、死んで持っていけないのです。そもそも会社は何の為に存在しているのか?人は何をするために生まれてきたのか?など、人間の原点に思いを馳せる必要がある。人間の思考から「Philosophy(哲学的)」が抜け落ちれば、今だけ、金だけ、自分だけに陥る。日本人の思考が「Policy(政策・実務的)」で止まっている限り少子化は止まらない。残念ながらサナエミクスは、三つのPでは最下位でしかありません。今日の一句静まりて紫蘇の実炊くや秋の月※タイトルでPerplexity センセに漢詩を作っていただきました。**漢詩:** 川鯽春來卵滿溪, 人間寂寞少兒啼。 觀魚忽起憂邦念, 水底精気勝陸泥。 **読み下し文:** 川鯽(かわむつ)、春來たりて卵溪(たに)に滿つ。 人間、寂寞として兒の啼くこと少なし。 魚を觀て忽ち邦を憂うる念起こり、 水底の精気、陸の泥に勝る。 **大意:** 春の川でカワムツが卵を満たしている。 人の世では子の声が稀で寂しい。 魚の繁栄を見るにつけ、国の行く末を憂い、 水の底のいのちの力が、陸の衰えた人界を凌いでいるように思える。 ☆ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。↓ブログランキングにほんブログ村失敗しないベッドの選び方転職応援します浅草ブランデーケーキ2本入価格:5,940円(税込、送料別) (2023/10/2時点)楽天で購入