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2011.08.02
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カテゴリ:天邪鬼語録
現代社会は希薄になった絆と無関心である。

他人ごとに立ち入らないというのが美徳とされ、個人情報保護法なるものはその最たるものであろう。

隣に誰が暮らし、何をしているのかもほとんどわからない。
知ろうと立ち回れば厚かましい変人扱いになる。ヘタをしたら通報される。

昨日観た是枝裕和監督の「誰もしらない」は、そんな現代社会の闇に光を当てたものだが、どうにも力が抜ける映画であった。

「例え母親に捨てられても、子どもたちは母親を慕い、信じて生きているんです。おとなが気がつかない、誰も知らない世界で、子ども達は、じっと生きているんですね。希望を持って、前向きで。」は黒柳徹子氏の批評であるが

ワタシには、親がなくても子は育つの、子供の逞しさと開ける未来を予感させるお話とは映らなかった。

あの少年がコンビニで売れ残りの弁当をしばしばもらいに言ったり。

公園で水汲みや洗濯、シャワーを浴びたり、トイレを使ったり。

滞納家賃を請求しにきて部屋を覗いた大家がいたり。

電気水道ガスの集金人がいたり。

うすよごれたTシャツを着て髪ぼうぼうで学校にも行かず街をうろつく少年を誰もが見ていたり。

ホントにあの惨状を「誰も知らなかったのかい!?」と思った。

誰も知らない恐ろしさより「誰もが知っている」恐ろしさを観た。

知っていてホウカムリは現代人の美徳のようで、実は無関心こそが恐ろしいのである。

不幸にして事故で亡くなった妹をトランクに入れて羽田に運び暗がりに埋めるシーンは、なんだか平成の怪談のようであった。

59.jpgひんやり快眠寝具。

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Last updated  2011.08.02 21:55:50
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