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2017.08.18
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カテゴリ:ベッドの種類


ベッドにはいろいろな種類があります。
ベッドを選ぶときいったいどんなベッドを選べばよいのか?
いざ買うとなると、結構迷うのではないでしょうか。

皆さんはどのような基準で選びますか?
デザインでしょうか?
お値段でしょうか?
それとも、機能でしょうか?

好みで選ぶといってしまえばそれまでですが
それぞれ使うシチュエーションによっても変わってくるでしょう。
またライフスタイルによっても変わってくるでしょう。

きょうはいろいろなモデルのベッドの中で代表的なモデルを選び、それぞれのベッドの特徴や
メリット、デメリット、選ぶ基準などについて考察してみましょう。

ベッドの種類


1, フロアベッド
2, ローベッド
3, 収納ベッド
4,チェストベッド
5,ガス跳ね上げ式収納ベド
6,マットレスベッド
7,ロフトベッド
8,ショート丈ベッド(コンパクトベッド)
9,折り畳みベッド
10,畳ベッド
11,ソファベッド
12.すのこベッド


1、フロアベッド




フロアベッドは、floorと字のごとく、意味は、床、板の間を差し、この事から足の無い床に置くベッドということです。

■特徴
フレームを床に直置きするタイプで、ローベッドよりもより低い暮らしになり、マットレスを置く底板も床に着く形になる為、底板の強度を気にしなくて済みます。

■メリット
フロアベッドのメリットとしてはベッド高が低い点が最大のメリットです。
ですから小さなお子様が落ちても怪我の心配もなく安心です。
また、同じサイズのベッドを置いた場合でもベッド全体の高さが低くなり上方に空間が開くためお部屋に開放感を与えてくれます。
そして、フロアベッドは使われている部材が必然的に少ないので値段に反映され安く販売しています。

■デメリット
寝床の高さが低い分、床に近いのでお布団を直接敷いてるのとあまり変わらない為、お布団に埃などが付いてしまうこともあります。
ベッドの下のお掃除はなかなか大変です。
また湿気が多い環境では通気性がないためカビの心配も出てきます。
そして収納ベッドのように、収納スペースが無いので他にチェストなどが必要になります。
高さが無い為、お部屋に重厚感を求めたい方には不向きです。

■選び方
現在高さのあるベッドを使用していたのであれば、少し高さのあるローベッドから探してみたり、
布団からベッドへ変えたい方であればフロアベッドも選択肢として選ぶと高さ的な問題も幾分軽くなるでしょう。
湿気を気にされる方は床板がすのこタイプのものをお選びくださいね。
腰や膝に負担を掛けたくない方には、普通の高さのベッドをおすすめします。

■フロアベッドはこんな方におすすめ
・安くてかっこいいベッドを購入したい方。
・お布団になれていてできるだけ低く寝たいか方。
・育児中でお子様とスキンシップを深めたい方にはおすすめです。
・ベッドに収納スペースが不要な方。

2,ローベッド




ローベッドのスペルは、lowですから、意味は、低い、低置などを差し、この事からローベッドは低いベッドになります。
つまり足のあベッドでも低ければローベッドとなり、床に直にフレームを置けば置くフロアベッドということが出来ます。

■ローベッドの特徴
短い脚があり床から少し高さがあるので、風の通り道ともなり、下からの通気性も幾分良いベッドになります。
また、細いモップ類であればベッド下の掃除も可能です。

■メリット
ローベッドのメリットはフロアベッドと同様にベッド高が低くお部屋に開放感を感じられるのがメリットです。
足つきのため、通気性はフロアベッドと比べると格段に違います。湿気の多い環境ではこちの方をおすすめします。
またローベッドは殆どの商品がすのこ仕様になっているのでさらに通気性がよく結露の心配も少ないです。
さらに、細いモップ類であればベッド下の掃除も可能になります。

ステージデザインタイプのローベッドには、お部屋にヨーロピアン的な優雅さを与えてくれるベッドもあります。

■デメリット
足つきの分、ベッド下にわずかに隙間はあるものの、基本的にベッド下を収納スペースとしては利用できません。
フロアベッドと比較すると部材が増える分、若干価格が高くなっています。

■選び方
フロアベッドと同様にヘッドボードのデザイン・機能がベッド選びのポイントです。
またベッド下を有効に活用されたい方はベッド下のスペースがないので、他の収納ベッド等をお選びください。
ロボット掃除機を使いたい方は、通り抜ける高さのあるローベッドをお選びください。

■ローベッド・脚付きベッドはこんな方におすすめ
・すっきりとした印象のベッドが欲しい方。
・ダブルマットレスなど厚みのあるマットレスをベッドに使いたい方。
・お部屋に広がりと高級感を与えたい方。

3、収納ベッド




家具の中でベッドは一番平面積を専有する家具です。
ですがそのベッドの下は殆どがデッドスペースになっています。
そのデッドスペースを有効活用するというのが収納ベッドです。
収納ベッドには収納部のしつらえで色々な呼び名があります。

《収納ベッドの種類と特徴》
■収納ベッド=スタンダードな収納ベッドで引き出しが2杯装備しています。
引き出しの反対側は空洞です。ここにクリアケースなどを置いて収納スペースにすることも可能です。

■チェストベッド=ベッド下に5杯の引き出しと更に引き出しの反対側に巨大なコンテナを装備しています。
そのためその収納量は押入れ一個分にも相当します。

■ガス圧跳ね上げ式収納ベッド=ガス圧でマットレスごと持ち上げてベッド下一面に収納できる画期的な収納ベッド。
車のトランクと一緒の方式で、女性でも片手で閉開が軽々できるガスシリンダー付き。
上に跳ね上げる収納ベッドだから、引き出しスペースがいらないので狭いお部屋でもお使いいただける省スペースで快適です。

■大容量収納庫付きすのこベッド=ベッド下た一面にコンテナを装備している。使い方はマットレスと底板をのけて出し入れする。
少し面倒ですが、ガス圧シリンダーを使用していないので安価である。故障がまったくないのも特徴。

■高さが調節できるすのこベッド=高さが3段階とかに変えられる。一番上に上げればベッド下が収納スペースとなる。
衣装ケースやクリアケースを用いいてかなりの量を収納できるが丸見えなのがマイナスか?安価なので人気が高いベッドです。

《収納ベッドのメリットとデメリット》
■メリット
ベッド下を収納スペースとして使用できるのでお部屋がスッキリ片付くのがメリットです。
また家庭用ベッドとして人気が高いベッドですのでデザインも豊富で好みの商品を見つけやすくなっています。
殆どのベッドが引き出しは左右付け替えが可能なのでお部屋のレイアウトを選びません。

■デメリット
収納スペースがある分ベッド高が高くなってしまうので、使うマットレスによってはお部屋に圧迫感を感じることがあります。
がこの高さが腰掛けるのにちょうど良い方もおられ、こういう方にとってはデメリットになりません。
それから引き出し(チェスト)が付く分お値段も上がってしまいます。

■選び方
収納ベッドはヘッドボード以外に収納スペースの造りを良く確認する必要があります。
大きく分けると引き出し部分がBOX構造の商品(価格高め)とそうで無い商品(価格安め)で分類されます。
BOX構造の商品は、完成品で届き(チェスト部分のみ)ベッドフレームと引き出し部分が一体化していることもあり、収納力が高く、埃が入りにくいのが特徴です。
またスライドレール付きで引き出しがスムースに行える場合が殆どです。

■収納ベッドはこんな方におすすめ
・お部屋に収納スペースが欲しい方。
・ベッド下を有効に活用したいと考えている方。
・どんどん衣料やものが増えてくる育ち盛りの子供。

4,チェストベッド




チェストベッドも収納ベッドのカテゴリーですが、ここではあえて大収納量の収納ベッドをチェストベッドと分類して呼ぶことにします。
チェストベッドは、引き出しが5杯で二段になっていて、反対側は巨大なコンテナを装備します。その為、長尺物やお布団のようにかさばるものも収納でき
その総収納量は押し入れ一個分にも相当する巨大なものです。

■メリット
収納ベッド以上の収納力が魅力です。
お部屋に他の家具を設置するのが不要になるぐらいの収納力が最大のメリットとなります。
また引き出しタイプが浅型・深型など、それぞれ複数用意されているので収納するものを分けて収納できるもの利点となります。
引き出し反対側のコンテナは仕切りがないためは大物収納として使うことができます。ホコリ対策も万全です。

■デメリット
ベッド下に大容量収納があるため床板が高くなってしまうので、ベッドの圧迫感を感じやすくなってしまいます。
その分、フロアベッドのように掛ふとんが汚れることはないです。が、寝相の悪い方はベッドガードなどが必要かもしれません。
また ダブルのマットレスはある程度の厚みがありますが、さらにベッド高が上がるので大変になってしまいます。
その為、薄めのマットレスを選ばざるをえなくなることもあります。

■選び方
チェストベッドは収納ベッドと同様に収納部分がBOXタイプ商品かどうかがポイントです。
当ショップの扱いは殆どがBOXタイプ(完成品)なので設置組立の手間が少なくて済みます。

■チェストベッドはこんな方におすすめ
・ベッドに押入れ並みのたっぷりの収納力を持たせたい方。
・お部屋にベッド以外の家具を置かずにお部屋をすっきりさせたい方。
・大きい物から小さい物まで細かく分類して収納したい方。

5,ガス跳ね上げ式収納ベド




《特徴》
ガス圧跳ね上げ式収納ベッドは深々なコンテナをベッドした一面に装備しています。
巨大なコンテナですから、お布団や、ゴルフバッグ、旅行かばん、カーペットなど
長尺物もたっぷり収納できる♪
しかも車のトランクと同じシステムのガスシリンダーを使い、
マットレス毎軽々と閉開できるから、女性でも楽にお使いいただけます。

■メリット
ガス圧式跳ね上げベッドの最大のメリットはベッド下全てを収納スペースとして利用できる点です。
ガス圧式タイプなので力のない方や女性でも簡単に開け閉めができる点も特長になっています。
また引き出しタイプのように引き出しを引き出すスペースを取らないので、場所を必要としないのも特徴です。

■デメリット
ベッドを跳ね上げる為の部品が高価な為、他のベッドより価格が高くなっているのがデメリットとなります。
またチェストベッドのように収納スペースが区切られていないので小物を収納する場合はご自身でスペースを区切る必要があります。
(※逆にこれがないから収納するものを選ばないともいえます)
また 跳ね上げ部分の金具の設置など他のベッドよりも組立が複雑になっている点が難点です。

■選び方
デメリットにあるように組立が複雑になっていますが組立設置サービスが使える商品も沢山紹介しています。
ベッドにより跳ね上げ方向が縦型、横型など異なりますのでお部屋のレイアウトや使い勝手を考慮してお選びください。

■ガス圧式跳ね上げベッドはこんな方におすすめ
・ベッドの設置スペースを有効活用したい方。
・旅行バッグや季節ものなど大きなものを頻繁に出し入れする方。

6,マットレスベッド




《特徴》
マットレスベッドはヘッドボードレスでその分コンパクトながら
大人がのびのび寝れる有効サイズを確保しています!

■メリット
マットレスとベッドフレームが一体化している為、見た目がすっきりシンプルデザインになっています。
また移動がしやすいように二分割できるタイプもあります。
(※この場合はマットレスの二分割なので身体に違和感を感じる方もいます。)

シンプルなので、お部屋に圧迫感を感じさせないのが脚付きマットレスベッドの特徴です。
またリネンとのセットで販売されているのが多いのも特徴です。つまりお買い得です。
コンパクトサイズに仕上がっているので引越には便利ということで、新規の学生さんや転勤族に人気があります。
比較的低価格で購入できるのも魅力です。

■デメリット
シンプルゆえに、殆どの商品がヘッドレスタイプとなっていて小物置などの収納スペースが無い点がデメリットになります。
またマットレスが一体型となっているので、マットレスがヘタってしまった場合は一式買い替えとなります。

■選び方
マットレス一体型ベッドはマットレスの仕様に寝心地が左右されますので、通常のマットレスと同様に購入時は仕様をよくご確認の上お選びください。
また脚の長さを選べる商品が多いのでベッド下を収納スペースとして活用したい場合は脚が長いタイプを、
お部屋に圧迫感を出したくない場合は脚が短いタイプをお選びください。

■脚付きマットレスベッドはこんな方におすすめ
・シンプルなお部屋作りをしたい方。
・引っ越しが頻繁な方
・少ない予算でより良い寝心地を求める方。

7,ロフトベッド




ロフトベッドは普段ベッドのは製品です。
下段スペースを有効に利用すれば狭いお部屋でも効率良く使うことが出来ます。
お好みで組み替え可能なので、自分らしいベッドライフを実現しよう!

■メリット
ロフトベッドはお部屋の空間を上手に使えるのが最大のメリットです。
ベッド下の空間にソファーやデスクを置いたりすることによりお部屋に他の家具を置くスペースを確保できます。

■デメリット
マットレスタイプのベッドと比べるとマットレスが簡易の物が多いので寝心地の面では劣ってしまいます。
また就寝時の天井が近くなるため、人によっては圧迫感を感じることがあります。ベッド自体の存在感も出てしまいます。

■選び方
寝心地をアップさせるために厚みのあるマットレスやお布団をお使いいただくことをおすすめします。

■ロフトベッドはこんな方におすすめ
・ベッドとデスク・ソファなどをスペースの関係で別々には設置できない方。
・空間を最大限に有効活用したい方。

8,ショート丈ベッド(コンパクトベッド)



ショート丈ベッドは、比較的小柄な女性や子供をターゲットにしています。
ゆえに可愛いデザインが多いのが特徴です。
お姫様は衣装持ちです。下着やリネンもたっぷり収納できる収納付きが多いのも特徴

■メリット
コンパクトなので移動が楽です。
ショート丈ベッドはベッドフレームに女性が憧れる姫系のデザインが施されているのでお姫様気分を味わえます。

■デメリット
身長160cmを超す大柄な方には向かないです。
どちらかというと小柄な女性に人気のデザインが多い為、成長期にある男性が長い年月にわたって使い続けるのが難しいです。

■選び方
ショート丈ベッドは何よりも使い勝手重視!
へっどぼーどきのうあ、リネンのカラーなどご希望のスタイルに合うベッドをお選びください。

■ショート丈ベッドはこんな方におすすめ
・小柄な方。
・狭いお部屋でもベッドを使いたい方。

9,折り畳みベッド



■メリット
折りたたみベッドは使うときにだけ、使える便利なベッド。収納にスペースをとられることはありません。
マットレスお布団など今あるものを使えます。とても安価です。
来客時のエクストラベッドやオフィスでの簡易ベッドととしての使い方ができます。

■デメリット
基本的に簡易ベッドの為、寝心地は通常のマットレスタイプのベッドと比べるとかなり劣ります。
ですのであくまでもエマージェンシー用と割り切るべし。

■選び方
どのように折りたたみができるかで収納に必要なスペースが変わりますので良くご確認をお願いいたします。
リクライニング機能や電動タイプ付きなど他のベッドには無い機能が付いたベッドがありますので用途に合わせてお選びください。

■折りたたみベッドはこんな方におすすめ
・オフィスや寮でエキストラベッドを必要とされている方。
・不意の来客用に、自分が使う?。

10,畳ベッド



■メリット
今まで畳に布団で寝ていた方は同様の寝心地をお楽しみ頂けます。
床に布団を敷いていた時と比べると布団の上げ下げが不要になります。
(※といっても、リビングなどにおいて、布団を片付けて畳スペースとしてもお使いいただけます)
床面がちょうど良い高さになりますので、腰痛持ちの方やお年寄りの方など寝起きが大変だった方は寝起きが楽になります。

■デメリット
基本的に畳に直接お布団を敷いて寝るのと寝心地は変わりません。寝心地はお布団の良さに左右されます。
(※ただし、床上からかなり上がるのでホコリを吸い込むルツが少なくなり健康には良いそうです)

■選び方
寝心地は基本的に変わりませんがベッドフレームに機能が付いていますので、引き出し・棚・照明など、どの機能が必要かご検討の上、お選びください。

■畳ベッドはこんな方におすすめ
・今まで使っていたお布団をそのままご利用したい方。
・い草の香りが好きな方。

11,ソファベッド




■メリット
1台2役:昼間はソファ、夜はベッドとして使えるのでベッドとソファの2種類を置くスペースがない場合などに活躍します。
一人暮らし、ワンルームにお住まいの方に人気の商品です。
お友達が良く遊びに来る方は普段はソファとして使い(ベッドは別に購入し)、お友達が泊まるときはベッドとして使うといったこともできます。

■デメリット
ベッドと比べると寝心地が落ちるのが欠点です。
また日中ソファとして使う場合は布団の上げ下げが必要になります。

■選び方
ソファベッドはソファからベッドへの変形方法が大きく分けると座面を引き出すタイプと背もたれを倒すタイプの2タイプあります。
ベッドに変形時に必要なスペースがそれぞれ異なりますので、お部屋の配置をご検討のうえお選びください。

■ソファベッドベッドはこんな方におすすめ
・部屋が一つしかなくリビングや寝室として使っている方。
・お友達やお知り合いの方が良く泊まりに来られる方。
・一人暮らしなどでソファとベッドの両方を設置することができない方。

12.すのこベッド




《特徴》
すのこベッドはベッドの底板がすのこ仕様になっているベッドを総称して呼びます。
すのこは通気性に優れるため、高温多湿な日本の風土に一番あったベッドです。

また人は寝ている間にコップ1杯もの汗をかくと言われています。
床板をすのこ仕様にすることで、その湿気を逃がし、優れた通気性を可能にしました。
ジメジメした梅雨時のいや~な湿気も通気性があるため軽減します。

ベッドを選ぶ時是非ベッドの底板の仕様をご確認下さい。
殆どのベッドは通気性と軽さを求めているためすのこ仕様になっています。

が、中には隙間のない板仕様もあるようです。これだと丈夫さは高いかもしれませんが、
通気性が皆無なためマットレスやお布団がカビる原因にもなります。

すのこには桐材や杉材、檜材、パイン材が用いれられています。

すのこ材について



【桐材の特徴】

特徴(1)「とても軽い」ことです。
木材の中では一番軽い木が桐です。
力のない女性でも組み立てや移動が深くて気楽です。

特徴(2)「熱伝導率が低い」こと。
熱伝導率が低いというのは、要するに熱が伝わりづらいということです。
昔から火事のときに桐タンスは黒焦げになったが、中の着物は無事だったという話が語り継がれています。
外側が炭化しても中間で熱が伝わりづらいからです。
金庫の内部を桐材を使うのは熱伝導率が低いためもしもの時に生身を守るためと湿気結露を防ぐためです。
高級美術品を治める箱もこのような理由で用いれられています。
熱が伝わりづらいということは、冬は冷たくならず、夏は熱くならないということなので桐材は人に優しい木材なのです。

特徴(3)虫を寄せ付けない。
また桐材はタンニンを多く含むため防虫効果もあります。
タンスや掛け軸など高級美術品の箱に用いられるのはそのためです。
桐材はお布団やマットレスが接触するベッドのすのこには適した木材なのです。

特徴(4)最大の特徴が「湿気に強い」こと。
湿度が高くなると膨張して湿気の侵入を防ぎ、乾燥すると収縮して通気性を良くします。
吸湿性が高いため、衣類の保管には最適とされる木材ですから昔から和タンスや洋服ダンスに利用されてきました。
桐は自然の調湿機能をもっているので結露をしません。触ってもサラサラし接触するものに優しい木材なのです。
(ベッドにした場合、マットレスやお布団に湿気がこもりません)

 【杉すのこベッドの特徴】

すのこベッドの代表的な素材の一つである、杉(スギ)の名の由来は、真直ぐの木「直木」から来ていると言われています。
今や杉は花粉症の代名詞のように言われていますが、戦後山林育成に杉を多植したために起きた結果でしょう。
杉はわりと成長が早く、早くお金になると予想されため日本中至る山林が杉に覆われているのはそのためです。
ところがグローバル経済になると、世界中からやすい木材が輸入され、日本の杉は初期の経済構想から大きくはみ出してしまってこんにちを迎えています。

しかし、杉は割裂性がよいため、角材から板材までを作ることができます。従って、古来より重要な木材として重宝されてきました。
なんとか国産の杉で家屋や家具が満たされる日が来ることを願うばかりです。

杉材は木目が真っ直ぐで、空気をたくさん含むため断熱性に優れ、住宅用建築材として広く用いられてきました。
また、細胞と細胞の間にたくさんの水分を含むことができるため、湿気を調整する機能にも優れています。

そのため、杉すのこベッドはベッドの木材としても非常に適していると言えます。
杉の短所は柔らかいので傷が付き易いということもありますが、それを云うなら桐などはとても耐えられません。
その桐でも珍重されるベッドのすのこでは、お釣りが来るくらいの強度があり十二分に通用する木材です。

赤身(芯材)、白身(端材)が有ります、白身(しらた)の部分は腐り易いです(SPF材より耐久性有り)
赤い部分は硬く水に強いので家屋の骨組材に利用されます。白い部分は水に弱いので、屋内で水掛かりしない場所に使われます。
杉の長所は材質が良い割りに安価なことです。
そして、柔らかいので加工がしやすいことも特徴です。

【檜(ひのき)すのこベッドの特徴】

すのこベッドの代表的な素材の一つである、檜(ひのき)は、日本では建材としても最高品質のものとされています。
伊勢神宮の20年毎に行われる(建て替える)式年遷宮には厳選された檜(ひのき)が使用されます。

檜(ひのき)が建物の最高木材と謳われるのは時が立つほど強度を増してくる木材だからです。
他にも虫を寄せ付けない檜オイルを出し続けているなどの特徴の有しています。

正しく使われた檜(ひのき)の建築には1000年を超える寿命を保つものがあります。
昔から建造物の耐用年数を例えるのにコンクリート30年、レンガは100年、そして木は1000年と言われています。
日本では一番古い建物は木造なのです。
ただし高温多湿である日本では腐りが一番敵ですが、腐らない対策を施された木造建築はまさに1000年持つのです。

檜(ひのき)は杉と同様に、とても柔らかくて加工しやすいという特徴があります。
また強度が高く、防腐性や虫食いに強いという特徴もあるため、昔から家の建築木材として使われてきました。

檜(ひのき)風呂に代表されるように、檜(ひのき)は水にも強いですが、オイルを出し続けるため、
リラックス効果がある檜(ひのき)独特の香りを好む方も多いのではないでしょうか。

もちろん湿度にも強いため、すのこベッドの材質には非常に適していると言えます。
檜(ひのき)すのこベッドは、ベッドの材質にこだわりたい方におすすめの木材です。

買う側から見れば、桧の短所は上等品は高価です(逆に高級感有り)
乾燥品は端などに釘打ちする場合割れ易い(下穴開ければ問題なし)
長所は油質が強く腐れには強い木肌が硬く光沢が出るなどが上げられます。

スノコの場合は杉より桧の方が断然良いです。が高価な事により杉材のほうが多く出回っているのが現状です。
檜は水に強いので、屋外や浴室で使うすのこにも適した木材なのですす。


パイン材は最もベッドや家具に利用されている木材の一つです。
色味や薫りも良く加工がしやすいためパイン材のすのこベッドは多いです。

パイン材とは日本でいえば、松に当たります。
ヒノキ同様香りが強く、癒しの効果があることからファンも多い木材です。

北米のマツ科(針葉樹)からとれる建材をパインと総称しています。
ヒノキ材やスギ 材と同程度の硬さで、年月がたつと白っぽい黄色から艶やかな飴色に変化するなどの 特徴があります。

パインにかぎらず建築材や家具材には比較的寒い地方の木材が適しています。
生育が遅いため年輪が細かく木目が美しく材質も丈夫なため多く利用されています。

松ですから高温にさらされるとヤニ(脂)を表面ににじみ出します。
床材や壁材などの内装材としても人気が高い木材です。

また松竹梅のトップに君臨する長寿を表す縁起のいい木材として、昔から重宝されています。
江戸期には、成長が早いため松並木が多く作られ、現在でも名所となって残っています。
また景観が良いため、白砂青松の言葉通り防砂林防風林にも利用されてきましたが、3.11の
東日本大津波において、何百キロに渡り壊滅したことは記憶に新しく哀しい現実です。

また、松くい虫被害で、多くの山林、松並木が失われつつあります。
大気汚染が関係しているとも言われますがあらゆる対策が講じられています。

パイン材のすのこベッドは、縁起のいい松材でありますし薫りもよく癒しのベッドとして最適と言えるでしょう。

パイン材は日本語では松ですが、実は沢山の種類があるのです。
日本でも松には、クロマツ、アカマツ、ゴヨウマツ、チョウセンゴヨウ、カラマツ、エゾマツ、アカエゾマツ、トドマツ・・と8種類ほどあり、アカ、カラ、エゾ、トドは木材用として利用されています。

それぞれ建材や民芸品などその素材の性質に似合った使われ方をされています。
松の木は世界のいたるところで生息しています。北米。南米、北欧、オセアニア、東南アジアといろんな場所です。
もちろん同じ松科ですが、性質はそれぞれ違います。寒いところと暑い所、成長も違えば硬さも違いますし、幹の太さも違います。

松の種類は50種類以上と言われていますが、家具用材に向いている松は数種類で
イエローパイン、ホワイトパイン、ロッジポールパイン、ポンデロッサパインなどが多いです。

それぞれ特徴や癖があります。脂つぼが多くあったり、節が抜けやすかったり、表面の色が違ったりです。
一般的に上質で最も家具用材に向いているのはポンデロッサパインであるといわれています。

現実に多くのパイン材のアンティーク家具はポンデロッサパイン材が使われています。
その理由として、色変わりが綺麗で節に粘りがある点です。比べてみると良くわかりますが、ポンデロッサパインの節は独特なものがあります。

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Last updated  2022.06.15 10:47:44
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