カテゴリ:ベッドライフ
長年愛用してきたベッドが、どこからかギシギシときしむ音が聞こえてきたら なんだか気になって眠れなくなりますよね。 気付かなかったうちは良かったけど、一度気にしてしまうとなかなか眠れなくなってしまう・・・なんてことも少なくありません。 寝返りを打つたび、あるいは腰掛けただけできしんだら、もうダメ、気になる方には堪りませんよね。 ましてお二人で使ってる、ダブルベッドだったら、大切な夫婦の営みだって遠のいてしまいます。 軋むということは、ベッドが僅かづつでも劣化が進んでいる証拠。 マットレスだって結構へたっているかもしれません。 マットレスの劣化は少しずつ進むため、あまり気づかないかもしれませんが、新品と比べるとその差に愕然とします。 例えば車のサスペンションのようです。 車の足回りも劣化が毎日少しづつ進行してスカスカになっていても毎日少しずつの変化なので気づくことが少ないです が、3万キロや4万キロ走ってサスペンションをリニューアルすると「あれ!?こんなにも劣化してたの?」ということになります。 べッドだって同じようなものです。 ですからいくら良いマットレスでも、10年も使ったら劣化が進んでいます。 にもかかわらず、歪みのあるマットレスに寝ていると、寝相が崩れ、体調不良や睡眠の質の妨げの原因となることもあります。 さてベッドがきしんだら、即買い替えか!?と悩んでしまいますが きしむからといって、すぐにベッドを買い替える必要はありませんね。 ネジの増し締めや、すのこのギャップ調整などで改善できる場合がとても多いのです。 ベッドの買い替えにはある程度の費用がかかりますが、きしみ軽減であれば経費もさほど掛からず、手軽に行うことができます。 これらの対策のあと、それでもきしみが起こるようなら、ベッドの買い替えを検討しましょう。 ベッドの軋み対策で先ず一番先にやることは、そのきしみ音がどこから発生しているかを特定することです。 きしむ箇所がわかれば対策をとることは簡単です! ベッドのきしみには様々な原因があります。 その原因によって対策が異なります。 ■最初に、きしみ音の発生場所を確認しましょうベッドも自動車と同じで、使っている内にだんだんきしみ音が発生するようになります。 高級車と云われるクラウンでもベンツでもそうです。 様々なパーツで組み上げられたものは、接合部に緩みが発生すれば擦れてきしみますし、ボルトが緩んでも部材の擦れが発生しきしみ音がでます。 きしみ音は、実はどんな素材でも起こり得る問題なんです。 でもベッドは車と違いパーツがかなり少ないので、発生場所を特定することはそんなに困難ではありません。 《きしみ音のチェックポイント》1,マットレスの点検 《ベッドのきしみ》1,マットレスの点検 マットレスの異音は、バネの劣化によるものがほとんどです。 スプリング式マットレスは、ほぼ同じところに同じ荷重がかかり続けることで緩やかに劣化していきます。 さらに、マットレスの上で人が飛び跳ねるというような強い力が加わると、スプリングが一気に変形・破損してきしみ音の原因となるのです。 スプリングの劣化を軽減するには、マットレスの表裏や向きを定期的(3ヶ月に一度ほど)に変えるマットレスのローレーションが有効です。 きしみの確認方法は、マットレスをベッドから降ろして寝転んだだけで、音がすればすぐに特定できます。 金属とのすれで異音が発生してるので、対策は、バネに油を注げればよいのですが、そうなると包んである側を剥がさなくてはなりません。 マットレスの分解は出来ないので、この場合マットレスを買い替えるしかありません。 2,ベッドフレームのネジの緩み フレームを接合しているボルトの増し締めをしましょう。 先にお話した自動車はもとより、ダイニングテーブルなども、ボルトの緩みによるガタツキや異音が発生します。 さらに住宅では、窓枠のネジも、何年もすると何故か抜けてきていて驚きます。屋根瓦もそうです。 地球は振動していますし、道路からの地面を伝わる微細な振動や風の影響で、僅かづつネジが緩んできたのです。 毎日使われ寝返りなどで振動を受け止めるベッドも、組み立てているボルトの緩みが発生しています。 ベッドにがたつきを感じたら、まず、ボルトのゆるみを疑いましょう。 ボルトを締め直すことで、フレームはきっちり接合され、かなりきしみ音が軽減するはずです。 締め直したネジはできるだけ固く固定するようにしてください。(※ただし締め付けすぎると、ネジが馬鹿になるので注意が必要です) そして、ネジの間に緩衝材(ゴムまたはスポンジ)や緩みドメのワッシャーを挟み込み、緩まないようにすることで、今後のきしみ音が出にくくなります。 3,ベッドのパーツにヒビや割れがないか確認する。 僅かな割れであれば、割れ目に木製ボンドを塗り、更に、割れた箇所よりやや長い添え板をボンドで接着すると使えるかもしれません。 ボンドで接着した後、添え板の四隅を木ネジで止めます。この時ビスより細いドリルで下穴を開けます。下穴がないと板が割れことがあるので必ず下穴を開けましょう。 割れは程度の問題で、割れが大きなものは部材の交換しかありません。メーカーは部材の販売をしていないので、おなじような板をホームセンター等で購入し自作することになります。 日曜大工がお好きな方にはおすすめです。 4,すのこのブッシュの劣化 すのこベッドをお使いの方も多かろうと思います。 すのこはフレームに置いてあるのですが、接地面にゴムブッシュを噛ませている場合が少なくありません。 このゴムブッシュがヘタってギャップを生じさせると、荷重が移動するときに擦れてキシミます。 特にウッドスプリングのベッドは顕著です。ウッドスプリングベッドはこのゴムブッシュを販売しているところもあります。 すのこ・スタンダードベッドのブッシュは、ベッドのメーカーにより様々な形態があり、パーツを購入することは難しいでしょう。 ホームセンターなどで似よりの部材を購入し手作りします。 要は、すのこを載せて平になりがたつきがなくなれば、ゴム状のものでもニードルパンチでもタイルカーペットでも良いです。 すのこが平坦になり安定すれば、音の発生はかなり少なくなります。 ■実はきしみの音の発生は、ベッドばかりではない5,床自体が軋む場合 ベッドからの軋みだと思ったら床の軋みだったということもあり得ます。 ベッドに異常が見つからなかったら、床の点検もしてみましょう。 でも、床のきしみはなかなか解消し難いものです。 大工さん仕事になってしまいます。否、大工さんでも難しい問題です。 木質系の床は温度や湿度により部材の伸縮があるので、どうしてもきしみ音を発生することがあります。 私事ですが、ずいぶん前、新築の3億円という豪邸にお邪魔したことがあります。 廊下が幅50センチ程のケヤキの無垢板張り、施主は大いに自慢しましたが、なんと歩いたらわずかにきしんだのです。 私は江戸期の鴬張りの廊下を思い出して苦笑したものです。 3億円の邸宅がこんなものです。 ですから、床の軋みは、ほぼ素人では解消することが難しい問題です。 季節により発生したり解消したりするので、床のきしみは仕方ない部分もあります。 できるだけきしみの少ない箇所にベッドを置き換えるくらいしかできません。 7,床とベッドの接地面の関係 床が平坦でない場合、こちらも音が発生します。 きしみ音というよりコトコト音でしょうか。 ベッドの下に、コルクやゴム製の滑らない素材の切れ端を挟んでベッドを平坦に設置すると解消します。 《まとめ》☆マットレスのきしみは無くならない。きしんだら交換の時期でしょう。 ☆ベッド本体からのきしみ音は、ボルトの増し締めでかなり解消します。 ☆すのこベッドのきしみは、すのことフレームとのギャップが原因であることが多いです。 ☆フレームやすのこの割れは部材の交換がベスト(自作する) ☆床が原因できしみ音が発生している場合があります。 《良品ベッド専門店 お買い得ベッド満載!!》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.15 14:52:07
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