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2024.03.06
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カテゴリ:未来予想


米国全土に寒波が襲来した日、電気自動車は
気軽に使えない代物であることを露呈した。

それ以来、米市場で電気自動車の販売が著しく失速している。

ついこの間まで、世界中がEVに注目した最大の理由が
「地球温暖化=脱炭素」と「ピークオイル」という2つの社会テーマだ。

現在の処、EVにはデメリットが沢山ある。

・バッテリー価格が下がらないため、車両価格が安くならない
・重いバッテリーを積むため車種が少ない
・航続距離が短かく、もし極寒の地で電池切れを起こしたら命にかかわる。
・満充電に時間がかかる(200Vでも7・8時間必要)
・充電スポットが少ない
・バッテリー劣化に伴うコストが掛かる。
・中古車はリセールバリューが低い。5年、走行5万㎞で90%減価
・世界中の車がEVにシフトすると決定的に電力が足りない。
探せばもっとあるだろう。

だいいち、日本では、高性能で低燃費の内燃機関車がごまんとあり、
世界一の性能を誇るハイブリット車も人気が高い。

そんな国で、補助金なしであんなもの買う人がいるかどうか?
(米国、欧州では、補助金が縮小・廃止されている。)
そもそも再エネ賦課金やEV補助金はフェアな取引ではない。

いずれも脱炭素を御旗にしたあやふやな政策だが
温暖化原因が二酸化炭素なのか、科学的に証明されているのか疑わしい。

EV絶賛の、自動車ジャーナリスト、国沢光宏氏は
「 EVのある暮らしを始めよう…」なんて力をこめて
10年、20年後は、すべてのデメリットを克服できるとたかをくくる。

しかしである。

EVシフトにあんなにも積極的だったフォルクスワーゲンは、
EV生産を減産、従業員をリストラした。

フォードはEVへの500億ドルの投資計画のうち120億ドルを延期。

ゼネラルモーターズは主要なEVモデルの生産を延期。
ホンダとの50億ドルの提携さえ解消した。

あのEVの権化テスラでさえ、メキシコで計画されていた工場を延期すると発表。
米テスラのイーロン・マスクは、世界一の富豪の座から陥落した。

同様に電気自動車の可能性を喧伝していた自動車業界の幹部たちも、
EVシフトが機能していないことを公に認めている。

いったい何故だろうか?

世界はEV一色に突き進んでいるんじゃなかったの?

アメリカ市場の業界アナリストは、
EVシフトへの急速な後退は、不十分な充電インフラや
手頃な価格のEVオプションの欠如などと理由付けしているが

しかし、それらより大きな問題は
そもそもEV計画には最初から欠陥があったのだという。

アメリカはEVをより持続可能な交通手段の一環としてだけ捉えるのではなく、
ガソリンを大量に消費する自動車の、
1対1の代替品としてEVを使用することに重点を置いていたのです。

つまり運輸部門(トラック)までもがEVにシフトできなければ意味がない。

船舶、航空機を含む運輸部門の二酸化炭素排出量は全体のおよそ20%
その中でトラックと自家用車は90%、比率では6:4で
乗用車がすべてEVに代わっても、約10%がトラックから排出されてしまう。

この画一的な解決策は、広範な輸送問題に対処できていないため、
二酸化炭素の排出目標は達成できない可能性が高く、
今後も解決されないままになるという。

つまりEVシフトは、バッテリー自動車がすべてのガソリン車の位置に
ぴったりと収まり、代替えされる、という神話に沿ったものだったのです。

ところが実際には、そうではなかった。
いまになってそれが大問題になっているのです!

つまりEV車は、すべての内燃機関エンジン車の替わりにはなり得ないということになります。

そこでEV普及率世界一のノルウェーの実態を眺めてみましょう。

2022年、ノルウェーのEV新車販売率は79.3%に達しました。
更にEVのドライバーには、無料駐車場、税金や手数料の免除などで
同年9月には新車販売の87%が完全電気自動車となっています。

EVがなぜ売れたかと言えば、得点のオンパレードで
購入者がおまけに躍っただけだったようです。

ノルウェー政府は、二酸化炭素削減達成のために
税金をつぎ込むだけつぎ込みEVにシフトした。

北海油田の石油を輸出しその金でEV車を輸入。
オマケをつけてEV車を販売している。
これってなんか矛盾してない?

ともあれEVが売れた半面、ガソリン税収入が激減!
そのせいで、道路インフラが整わず荒れ放題になっているんだと!

またEVの電気を得るために天然ガスを輸入
何のことはない、わざわざ買った天然ガスを
電気に転換し、EVを走らせるというお粗末な状態なそうな。

これでは少しもゼロエミッションになっていないし
むしろガスを電気に変換することで
エネルギーロスまで発生させているのです。

しかもです。

2022年のノルウェーの道路における
EVの総シェアはわずか約20%であり、
誰もがEV車を使うようになるまでの道のりは遥かに長い道のりです。

おまけに、このEV普及率にもかかわらず、
ノルウェーは2030年の排出削減目標を達成する軌道に乗っていないそうです。

乗用車からの排出量はわずかに減少したが、
トラックからの排出量の増加によって
その減少分が相殺されている、との結果が報告されている。

ここでもアメリカ同様、輸送問題に対処できていない現実が浮かび上がります。

おまけに、これまでノルウェーのEV購入者は
「高所得層に属する傾向があり、EVはセカンドカーとして使用されている」
と指摘されています。

EVで近場を走り、ガソリン車で遠出する、けったいな話です。

さらに、重いEV車は荒れた道路での走行が難しくなり、
事故を起こせば大きな事故に発展、
歩行者にとってより大きなダメージをもたらします。

また事故車両は「エーミング作業」など
「対応不可」の修理工場が多く、ほとんどの町工場では修理不能。

そのうちチャイナのように、使い捨てEV車の墓場が誕生します。

かつて、日本電産会長の永守重信氏は、将来、EVの価格は5分の1になる
と豪語していましたが、残念ながら氏の予言は達成されていません。

日本電産はEVが流行れば、モーターが売れてご機嫌でしょうが
あの方は似非占い師です。

EV車価格が高い理由は

EV車価格の40%を占めるバッテリーが安くできないからです。
バッテリーにはレアメタルが使われていますが、
世界中の車をEV車にするほど地球上に存在しないとも言われています。

このことからも、全世界がEVにシフトすることは幻想と言うことになります。

さらにバッテリーの処理方法も確立されておらず
もしバッテリーが放置されれば、汚染物質の流出により
新たな環境汚染、公害がもたらされることが懸念されます。

これらのことを総合すると

EVが世界を席巻することは、ほぼ不可能と言う結論に達するのです。

すでに欧米の自動車メーカーや政府から
2035年までにEV義務化は、”実行不可能”と発表されている。

脱炭素を見直せ!EVへの幻想を捨てろ!
わたしは日本政府に”補助金即撤廃”を進言する!

EVがなくても誰も困らない。

そうそう、日本には
世界に誇る低燃費の”軽自動車”があるじゃないか♪
軽自動車をバカにするなよ。
河村名古屋市長の公用車だって軽ワゴンだがや♪



今日の一句



軽駆って春雪の峠走破せり


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Last updated  2024.03.07 07:09:26
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