カテゴリ:まつりごと
ベンヤミン・ネタニヤフは、イランの脅威に対して常に危機を煽ることでキャリアを築いてきた。 彼は此度のイランによるミサイル攻撃を、かの国の核施設への攻撃の正当性として利用したいと考えている。 米国はイランに対し「攻撃するな」と最も強い言葉で警告していたが… そのイランはと言えば、度重なる子分であるハマスやヒズボラの幹部殺害に業を煮やし、振り上げたこぶしの振り下ろし時を探っている。 そうせねば中東の盟主のメンツが立たない。 もしこれ以上ヒズボラを攻撃するなら、「厳しい結果に直面するだろう」とテヘランは述べた。 伝えられるところによると、イスラエルのメッセージはそれよりさらに強硬になっている。 「イスラエルは、イランの石油基地を攻撃する!」 ネタニヤフは、此度のイランによるイスラエルへのミサイル攻撃を、どうしても、最もやりたかったイランの核施設破壊へ利用したいと考えている。 4月にイランが最初の直接攻撃を開始したとき、イスラエルは形式的な対応をとっていた。 イラン、イスラエルどちらの側も、これ以上の緊張激化を望んでいるとは考えられなかった。 どちらも世界の耳目を気にしていたからである。 しかし今回はそういう事にはならないだろう。 イスラエルによるガザへ侵攻は未だ止まず、そのうえヒズボラ撲滅へ向けてレバノンへの侵攻が始まっている。 そしてイスラエルの今回のイランによるミサイル被弾は、我々西側諸国が思った以上に被害甚大だった。 ネタニヤフはこれでシメタ!と思ったに相違ない。 この攻撃はイランへの攻撃の絶好の口実となる。イスラエル国民の民意にかなう。 いまや彼らは、激しく反撃する誘惑に駆られている。 さらに、アメリカが彼らを助けることを大いに期待しているだろう。 ネタニヤフの陰謀は、国論を煽り、アメリカを引きずり込んでイランを叩く。 二度と核開発などできない国になり下げる。 それこそが、イスラエルがこの地に存在できる唯一無比の方法だからである。 ネタニヤフは今が攻撃のチャンスだと判断しているだろう。 我々が開恐れるは第5次中東戦争の勃発である。 そうなれば中東の石油がとまる。 この1週間の原油価格の高騰はそれを予感させる。 東洋の不思議な国、石破が言う、東洋版ナトーなど夢見る暇などない。 エネルギー価格の暴騰は、武力無しに日本を破壊するだろう。 今日の一句 老猫の肝冷やしたる雷雨かな ☆ブログランキングに参加しています。 応援よろしくお願いします。↓ ブログランキング にほんブログ村 失敗しないベッドの選び方 転職応援します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.10.06 12:25:35
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