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雲南が照葉樹林文化の中心だ。
といっても、 森がないのだ。 それは、現実の世界では、幻想になっている。 『雲南省全体の 森林被覆率は約24.2%とされている(1990年統計)。 1950年代以前は50~60%あったと推定されており、 その後急速に森林が消失し 1981年には24%まで落ち込んだ。』 雲南の民族と森林 いまから 約60年前には 森があったのが・・ 急激な形で、森が消失した。 経済振興のために進められた、破壊だった。 森が、文化を生んだとは、誰も考えなかった。 雲南省の隣 貴州省が、12.6%とさらにひどい。 貧しい省といわれる貴州省は、森林においても貧しい。 四川省が 19.6% 中国全体が 17.5%(2000年統計) 中国には、急激に経済伸張することによって、 森を破壊してきた歴史だった。 目を転じて 雲南の隣の ミヤンマーは、52.3% ラオスは 54.4% 森林は、生き延びている・・・。 しかし、それらの国も 中国を見習えば・・ 瞬く間に、森をなくしていくことだろう。 雲南省は、50年で、半分になってしまった。 ちなみに 日本の森林率は 66.8%である。 ハニ族は、チベット高原からやってきた 騎馬民族であったという・・・ それが、農業技術を習得して・・・ 棚田を作った・・・ その棚田は、天まで耕すといわれるほどのものだ。 ハニ族の『勤勉さ』をたたえることが多いが・・ はたして、森林を破壊していった行為は・・ 『勤勉』といえるのだろうか。 天然の利を生かした灌漑システムを作り上げた 知恵の結晶であることは、認めるが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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