法人のメリット・デメリット会社を設立するとなにかメリットがあるのでしょうか?ここでは会社設立のメリットを思いつくままに挙げていきます。 ☆対外的信用力の強化 個人は外から見て経済状況を掴みにくいですが、 法人としての会社は商業登記をされており、 法務局へいけば会社の情報を誰でも得られますので安心して取引できます。 また法人であることが官公署における入札資格となっている場合もあります。 ☆税金面での優遇 これも売上げが少ないうちは個人のほうが有利ですが、個人の事業所得は 累進課税制度をとっているために年間約1500万円を超えると 事業所得課税(親族は専従者控除)を受けるより法人課税(給与所得課税)を 受けた方が節税になるようです。 ☆決算期の自由選択 個人事業ですと1月から12月が1事業年度と決まっていますが、 会社ですと自由に決めることが出来ます。多いのは4月から3月ですが、 この時期は何月でもかまいません。 これにより忙しい年末の事務手続きを他の月に移して軽減できることになります。 ☆相続税がかからない 税つながりで相続税をいうと、個人事業主が死亡すると相続税問題がありますが、 会社の代表取締役が死亡しても、会社財産の相続という問題は生じません。 ☆経費の認められる範囲が広い 会社は一般的に経費として認められる範囲が個人より広いといわれています。 例えば業務上使用する車ですが、個人の場合は全額を経費として認められません。 しかし法人の場合は全額経費として認められます。 ただしメリットだけでなく、次のデメリットもあります。 ★資本金が必要で、会社設立には手間もお金もかかります。 ★法人として事業を始めると利益が出ても出なくても、 毎年法人税を支払わなければなりません。 これらのメリット・デメリットを考慮し、そして何よりもビジネス・プランを しっかりとたてて会社設立をお考えください。 |