意味もなく湧いてくるイメージには、どんな意味があるのか?
寝入りばなとか、寝覚め前に良いアイディアが思いつくという話はいろんな社長から聞くんだけど、私も実際に、朝方アイディアが湧くことが多いんだよね。なんでかな~、と思っていたんだけど、良く考えてみると当たり前のことなのよ。寝入りばなや寝覚め前というのは、潜在意識と顕在意識の間にある意識の膜がはずれている状態。顕在意識が強すぎると、この膜が働いて、潜在意識は表に出てこない。半分寝ていて、半分起きているような状態のときは、顕在意識はあまり働かない。だから、潜在意識が出て来やすくなる。また、完全に眠って、潜在意識だけになっている状態では、良いアイディアは浮かんだとしても、覚えていることはできない。顕在意識も目覚めているような状態でないと、ダメなんですね。だから、寝覚め前なんていうのは、潜在意識から送られてくるメッセージを受け取るのに最適の状態なんだ。催眠によって、これと同じ状態を作り出すことができる。実際に催眠に入ると、次々といろんなイメージが湧いてくる。これが、ホント脈絡なく出てくるんだよね~。突然、数年前に行ったことのあるお店の店頭が見えてきたり、かと思うと、すぐその後で、全然関係ない人の顔が浮かんだりする。ポパイみたいな帽子をかぶった男性が急勾配の坂をお尻をついてすべっているイメージが現れる。かれがすべり落ちた瞬間に、パリンとガラスが割れるイメージが現れる。あるときは、銀座の雑踏が私に向かって3倍速で押し寄せてくるイメージ。その直後に、美しい蘭の花を真下から眺めているイメージが浮かんだ。まるで、ディズニーのファンタジーアニメーションを見ているようだよ。想像もつかないことが、次から次へと現れる。人間の脳の処理能力というのは、信じられないくらいのスピードなんだよね。しかも、潜在意識は、まったく想定外の働きをする。この不思議な連続するイメージが、いったい何を意味しているのか、これが分かると、面白いよな~、と思います。イメージ自体を湧きやすくする方法にも興味があるけど、湧いてきたイメージから意味を読み取る方法にも興味あるよな~。今年は、その方法を開発しようと思うんですよ。