カテゴリ:TJAR
三伏峠出発。
三伏峠で休んでいる選手はいないようだった。 出発してしばらく下るのだがここで以前の記憶に惑わされて 分岐を通りすぎてしまったような気がして一度戻って確認したりして 無駄に時間を使ってしまった。 烏帽子岳の先でも寝ぼけてたのか崩壊地の迂回路を見落として 行き止まり?と焦って戻って確認したりしていた。 この付近は濡れた草でシューズが濡れるのが気になって 何度もソックスを絞りながら進んでいた。 板屋岳付近の予想していた場所で梅沢さんらしき選手がビバークしていた。 高山裏の露営地でも選手らしきシェルターがあった。 高山裏の水場はちょろちょろとしか出ていなかった。 手持ちの水は荒川小屋までは持ちそうだったのでスルー。 荒川岳の登りが始まったところで宮下さんが追い越していった。 明るくなった頃に荒川前岳到着。 昨年通った時、前岳山頂の標柱は崩壊が進んで傾き、落ちるのも時間の問題 という感じでしたが今は少し移動させられたのか大丈夫そうでした。 CP22 荒川岳(前岳) 5:47 富士山が良く見えていた 下りの途中でRikaさんの応援。 宮下さんが遠くに見えた。 小屋に到着すると宮下さんは既にカレーを食べ終わろうとしていた。 私もカレーを注文。 三伏峠のカレーも美味しかったけどここもまた違う味で美味しい。 少し離れた水場で水を汲んで戻ると宮下さんは出発したみたいだったので 私もすぐ出発した。 明石の上りはそれほど長くないのでちょっと頑張ってみた。 CP23 赤石岳 8:45 山頂付近は頑張って走ってみた。 避難小屋前で突貫さん夫妻の応援。宮下さんには20分遅れとか。 頑張った割りには差がつきすぎ(汗) 明石の下りは石がゴロゴロでまたまた大失速。足痛い。。。 途中、百間平で昼寝もしたりしてヘロヘロで下った。 特徴があって遠くからでもよくわかる中盛丸山~大沢岳の稜線 百間洞山の家ではご飯物が終わったということでカレーうどんを注文。 カメラマンの方とまったり話をしたり 沢で足をアイシングしたり大休憩をして出発した。 中盛丸山を超えたところで雷雨となったので下りきった窪地でしばらく停滞。 こういう時は被って使えるツェルトが欲しいと思った。 ストックシェルターではどうもうまくいかず 自作のシュラフカバーを頭からかぶった。 しかし通気口が無いので息苦しいのと何より周囲の状況がまったく見えないのが辛い。 結局カッパにストックシェルターを巻きつけるというイマイチな状態で座り込んでいたら 梅沢さんが通過していった。 雷雨は少し落ち着いていたので聖の手前の鞍部まで進んで見ることにした。 兎岳の避難小屋に数人待機しているのが見えた。 梅沢さんに追いついたのでしばらく一緒に進ませていただくことにした。 さらに後ろから撮影スタッフの方が追いついてきて一緒に進むことにした。 CP24 聖岳 16:27 聖岳を超えたところで撮影スタッフの方とは別れて先に進ませてもらった。 18時までに聖平に到着して食事をしたいというのがあったので頑張って走った。 梅沢さんにも先行して17:40頃に聖平小屋に到着。 スイカ、豚汁、ご飯をお腹いっぱい頂いて水を補給して出発した。 かなり体が冷えて寒い。上下着込んで上りもペースを上げて登っているのに まったく体が温まらず嫌な予感がしてどこかでビバークするべきか思い切って引き返すか もう少しペースを上げて様子を見るか悩みながら進んでいた。 全く体が温まらないまま上河内岳の肩を通過。 ここを過ぎると少し寒さが和らいできてほっとした。 しばらく下ると聖平小屋には寄らずに進んでいた梅沢さんに追いついた。 夜間のルートファインディングに不安があるのか慎重に進まれていたようなので しばらく一緒に進んだ。 茶臼小屋への分岐を過ぎて下りはじめたところでまたまた過去の記憶が邪魔をして 小屋までこんなに下ったっけなーと不安になって戻って確認したりしてしまった。 梅沢さんを巻き込んでしまって申し訳なかった。 CP25 茶臼小屋 21:58 ここまで来たらダムまで一気に出てしまいたいという思いがあったのですが ここも横窪沢小屋あたりで仮眠を取るべきだったと思う。 梅沢さんには先行して降っていたと思う。この下りで初めて幻聴というのを経験した。 最初はずっとFM放送らしき音(話+音楽)が聞こえていて 横窪沢小屋で何かイベントをやっているに違いないと思っていたが 小屋に到着するとそんな事はなく静寂。 かなり眠気があったので小屋の前のベンチですぐ目が覚めるように そのままの状態で横になって仮眠を取った。 その間に梅沢さんは先に進んだと思われる。 目が覚めて再び下り始めると今度は右翼街宣車が 軍歌を大音量で流してた。 さすがにこれは無いでしょうと幻聴であることに気がついた。 でも気がついても音を消すことはできず結局ダムに出るまで聞こえ続けていた。 途中、梅沢さんらしきライトに追いつきそうになったのだが 追いつく前にライトは見えなくなった。そのうち後ろにライトが見えたような 気がするがそれも見えなくなった。気のせいなのか幻覚だったのか・・・ 眠気で何度も立ち止まりながら進む。 ヤレヤレ峠への登り返しも何度も通っているのにこんなに長かったか? と一人でブツブツ文句を言いながら進み峠から吊り橋までも 自分の記憶より3倍位長く感じた。 やっとの事で吊り橋を渡って無事南アルプスから下山したが ここからダムまでが眠気のピークで何度も立ち寝しながら無駄に長い時間をかけて ダムに到着した。 CP26 畑薙第一ダム 4:47 茶臼小屋からダムまで7時間弱ってあり得ない(-_-;) ダムに到着して自販機を見てまたがっくり。 飲みたいと思う物はほぼ売り切れ。 仕方なくショート缶のカフェオレを飲んで我慢。 自販機の事をスタッフに話すと○○選手が凄い勢いで 買い漁っていたよと教えられてちょっと恨む(笑) スタッフの方のチェックを受けて蚊を避けながら仮眠を取った。 ・TJAR 2012 【スタート前】 ・TJAR 2012 【スタート→薬師峠】 ・TJAR 2012 【薬師峠→木曽のコンビニ】 ・TJAR 2012 【木曽駒高原→市野瀬】 ・TJAR 2012 【市野瀬→三伏峠】 ・TJAR 2012 【三伏峠→畑薙第一ダム】 ・TJAR 2012 【畑薙第一ダム→大浜海岸】 ・TJAR 2012 【ゴール後~まとめ】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.26 08:07:46
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