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カテゴリ:ビジネスに関すること
「最近の若手は覚めている」ということをよく言われる。でも私としては、それは当然だと思う。
今の組織がおかれている状況は、出口の見えない洞窟のようなものだと思う。何をやってもなかなかうまくいかないし、よくなる兆しさえみえてこない。若者からしてみれば、目の前のことを一生懸命やれといわれても、これをやったところで先に何があるのか、全く見えてこない。それならば、深入りする前にこれ以上足を踏み入れるのをやめて別のルートを選ぶか、命綱をつけておいて、万一のときにはいつでも引き返せるところまでしか足を踏み入れないか、というようになってしまう。そういう状態だから、上の人たちから見ると、最近の若者は・・・という発言になるのだと思う。 でも、まだまだ選択肢をたくさんもっている若者には、望んで出口の見えない洞窟に飛び込もうという人はいないと思う。だって、そんな行動をとる必然性がないから。 逆にいうと、組織としては出口をある程度明確に示してあげることができればいいのだ。といっても、高度経済成長の時代とは違って、右肩上がりの時代ではないし、人の価値観が多様化しているので、出口が何なのかというのが非常に難題ではある。 この出口問題の解決は、組織として大きな課題だと思う。どうやって解決するのかな?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.07 00:27:54
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