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チップセットクーラーの交換

チップセットクーラーの交換

交換した理由

こ のところ、PCを使って作業をしていると、いきなりリセットがかかり、あるいはブルースクリーンになり、というトラブルが起きていました。
初 めは電源の問題だと思って、電源を交換しました。
以前、似たような症状が起きていて、そのときは電源が問題で、交換したら解決したの です。
今回も始めは電源が故障したのかと思い、交換してみましたが、トラブルは治まりません。

ネッ トでいろいろ調べてみると、チップセットクーラーの異常でも、同様の症状が起きることが分かりました。
PCのケースを開けてみると、 チップセットクーラーのファンがカラカラと音を立てています。
以前から変だとは思っていたのですが、騙し騙し使っていました。
こ こに来て、ようやく思い当たり、チップセットクーラーの交換をすることにしました。

チップセットクーラーの選定

現 在使っているデスクトップPCは自作で、製作したのは2002年末でした。
マザーボードはMSIのKT4 Ultra-FISR(MS-6590)です。

チップセットはマザーボードの込み入った位置にあるので、クー ラーのサイズと形が問題です。
PCのケースを開けてチップセット周辺を計り、どのくらいの設置スペースがあるか計りました。
い くつかのチップセットクーラーを候補としてリストアップし、それぞれのメーカーのサイトでカタログからサイズを調べ、取り付け可能か確認しました。
値 段も考慮し、適当と判断したのが、Thermalright社のHR-05-SLIです。
SLI無しのHR-05というクーラーの方 が少し安いのですが、形状から取り付け不可と判断し、こちらに決めました。
ファンレスですので、今後はファンの問題に因るトラブルは 無いはずです。
音も静か、というのでこれに決めました。

秋葉原に出かけ、置いている店を何 軒か回って、一番安かった店で購入しました。

購入したチップセットクーラー

値 段は参考価格ということで。(^^;)

交換作業、まずは取り外し

始めにPCのケーブル類 を抜き、ケースの蓋を開けます。

交換前ケース内部

蓋 を開けてマザーボードが見えたところです。
正面の四角い銀色が、元々のチップセットクーラーです。

チッ プセットクーラーをマザーボードから外す方法は、いくつかあるようなのですが、このマザーボードは裏からクーラーの取り付け用プッシュピンを外さないとい けません。
一旦、マザーボードをケースから取り出します。

交換前マザーボード

さ らにチップセットクーラー部分を拡大。

交換前チップセットクーラー表

こ ちらが表から。
ロゴが横向いてますが、気にせずに。
右上と左下の黒いのが、マザーボードに固定するためのプッ シュピンです。

交換前チップセットクーラー裏

同 じ場所をマザーボードの裏から見たところです。
左上と右下にある黒いものが、先ほどのプッシュピンです。
これに は「返し」が付いていて、外れないようになっています。
この返しを、手ですぼめてやるとプッシュピンはマザーボードから抜けて、チッ プセットクーラーが外れます。

チップセット

チッ プセットクーラーを外したところです。
チップセット(ノースブリッジ)のロゴが見えます。

旧チップセットクーラー

こ れが問題のチップセットクーラーです。
マザーボードに元々付属してたもので、見ての通りのシンプルなものです。
故 障の原因は不明ですが、ファンモーターに何らかの問題が起きたのでしょう。

新しいチップセットクーラーの取り付 け

取り付けは、チップセットクーラー付属のマニュアルに従いました。

興味ある方はメー カーの取り付けマニュアルのページを見ながら読んでください。
直リンは出来ないようなので、行き方だけ説明。
メー カーサイトのトップページから
フレームメニューの「CHIPSET COOLER」→「HR-05 SLI」(なぜか'-'が無い ^^)で該当製品のページに入り、「Installation」のボタンで行けます。

結束バンド結ぶ

ま ずはマニュアルにあるように、結束バンドを結びます。
上の写真で見えるように、結束バンドの先を切らずにやや出すようにします。
そ うすると、何かに接触した時に結束バンドの先がクッションになってショートせずに済む、ということらしいです。

次 に、付属のグリスをチップセットの表面に塗ります。
薄く均一に塗れれば方法はどうでも良いのですが、よく使われる、カードを利用した 方法で塗りました。
カードは使い終わった定期券を使用しました。

グリスを塗ったチップセット

グ リスをチップセットに塗った様子です。
わりとベタ塗りですね。
塗り方に関してはいろいろ各人主張があるようです が、足りないぐらいならベタ塗りの方が良いと思います。

グリスを塗ったチップセットクーラー

取 り付けるチップセットクーラーの方にもグリスを塗ります。

チップセットとクーラーの位置を合わせ、ブラケットマ ウントとマザーボードとで挟むようにします。
ブラケットマウントにプッシュピンを差し込み、取り付け完了です。
付 属のクッションパッドは使用しませんでした。

チップセットクーラー上から

チッ プセットクーラーを取り付けたところを上から見たところです。
ブラケットマウントが右上から左下へ斜めに走り、チップセットクーラー を押さえつけています。
ブラケットマウントはサイズと形状が違う3種類が付属していましたが、適切なものを選んで使いました。

チップセットクーラー横から

取 り付けた様子を、横から見てみました。
ブラケットマウントとプッシュピンでチップセットクーラーを抑えている様子が分かります。

取 り付ける前は、こんなチャチな取り付け方で大丈夫かな、と思ったりしたのですが、やってみると案外しっかりと押さえているようです。

プッシュピン

プッ シュピン部分のクローズアップです。
スプリングとマザーボード裏側に出ている返しで挟んで、チップセットクーラーを押さえています。

復 旧作業

さて、チップセットクーラーの交換が終わったので、ケーブル類を再接続して復旧します。

始 めにグラフィックカードをマザーボードに戻します。

グラフィックカード取り付け

心 配していたのが、このグラフィックカードとの干渉の具合です。
上の写真で、チップセットクーラーの直ぐ下のカードがグラフィックカー ドです。
見ての通り、ギリギリですね。
結束バンドのクッションが役に立っているようです。

ケー スに戻してみるとこういう感じです。

交換後ケース内

動 作確認

とりあえず最小限のケーブルを戻したら、動作確認です。

電源を入れ、回るべきファ ンが回り、点くべきLEDなどが点くことを確認します。
こうした確認はケースの蓋を閉じる前にやっておきます。

ディ スプレイとキーボード、マウスなどは接続しておき、起動シーケンスが正しく進んでいることを確かめます。
チップセットクーラーは特に ソフト的なインストレーション作業はありませんので、正しく起動して、おおよそ良さそうなら、一旦終了して、ケースの蓋を閉め、他のケーブル類も戻します。

あ とは普通に使ってみるだけです。
問題が起きなければ、交換成功となります。

その後

PC の動作不良からチップセットクーラーの交換となりましたが、トラブルは起きなくなりました。
つまり、これが原因だったということにな ります。
始めは電源を交換したりして、横道に行ってしまいましたが、何とか戻って来れました。

今 度のチップセットクーラーはファンレスですので、だいぶ静かになりました。
ただでさえ、以前のチップセットクーラーがカラカラ言って たのが無くなりましたので。
静音にも興味が出てきましたが、それはまた後日にします。

感謝

こ の作業をするにあたって、既に同様の作業をされた方々の情報を参考にさせていただきました。
この場を借りて、情報を公開された方々に お礼を申し上げます。
また、これから作業をされる方が、同様にここを参考にされていただければ幸いです。

作 業日: 2007/4/30
2007/9/21(もっと早く書けよ>自分)



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