|
カテゴリ:本の話
大泉洋の『大泉エッセイ 僕が綴った16年』を読みました。
私は大泉洋のファンではないし、 そもそも彼の出てるドラマや映画を見たことないし、 『水曜どうでしょう』も、ベトナムのやつをちょっと見たことあるくらい。 なんだけど、同居人(大泉さん好き。)が読んで面白かったと言ってたので借りてみた。 内容は大泉さんが、学生の頃から30過ぎくらいまでの間、 3つの雑誌に連載していたエッセイをまとめたものと、 最後に書き下ろしがいくつか。 若い頃のエッセイは、かなり適当なやつがあったりして、 「わざわざ読むほどのもんでもないな。」と思いながら読み進めてたけど、 大人になるにつれて、内容も文体も上手になっていって、 3つ目の『SWITCH』の連載は、なかなか面白かった。 そして、いくつかある書き下ろしの一番最後、『大泉洋という奴は』。 これ、なかなか良かったです。 ほんの一部を引用すると、 『世の中「良いこと」と「悪いこと」は同じだけあると思っている。 だから天気くらいは悪くてもいいと思っている。 ついてないことがあると、どこかで不幸貯金をしたと思い、にやりとしてしまう。 行きたいお店がやってなかったりすることも、未だに異常に多いが、 そんなことがあると、「またなんか良い仕事が来るぞ~。」とワクワクしてしまう。・・・』 こんな感じで、物事のとらえ方や、人間関係のことなどが書いてある章なんだけど、 『「良いこと」と「悪いこと」は同じだけある』、『不幸貯金』 という考え方は、何かしんどいことが起こったときに、 思い出すと良いなぁと思った。 嫌なことがあっても、 「その分同じだけ良いこともあるはず。」 「よしっ、不幸貯金した。何か良いこと来るかも♪」って思えると 楽になれそうな気がして。 もちろん『同じだけある』ってことは、良いことばかりは続かないってことだけど、 私は自分が良い状態にいる時に、 わざわざ「この後、悪いことが起こるかも~。」なんて考えないからね。 そんな時は、『不幸貯金』の話は忘れておけば良いのだ。 もし本屋で見かけたら、さいごの書き下ろし部分だけでも読んでみてね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本の話] カテゴリの最新記事
はじめまして。私は洋ちゃんのにわかファンですが、このエッセイの「不幸貯金」の考え方はとても元気をもらいました。また、イヌの話も読ませていただきました。私と同じ考えの方がいらっしゃってうれしかった!またお邪魔します☆
(2013.10.28 10:58:03)
さくらっちさん、初めまして。
コメントありがとうございます。 「不幸貯金」の話、普段の生活では忘れていても、 何かあった時には思い出して、 心の平穏を保つようにしています。 考え方次第で気分も変わりますもんね。 教えてくれた大泉さんには感謝です。 イヌの話も読んで下さってありがとう。 現実がどうなっているのかは、出来る限り知りたいし、 できることはやりたいと思っています。 このブログは、食いしんぼ健康オタクネタばっかり書いてますが、 良かったら、また読みに来てくださいね。 (2013.10.28 20:17:06) |