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カテゴリ:映画・舞台
まずは小説から。 共感どころか登場人物の心情が理解できずにストーリーが進んでいく。 どうしようもない身勝手で自堕落な女“十和子”と、その彼女にひたすら尽くす男“陣治”。 ひどい言葉で罵られても、彼女のために生きているような陣治。 なんでそこまで執着する? 不可解で、十和子があまりにもひどくて、 他にもろくでもない人ばっかり出てきて、 気分は重いんだけど、 ストーリー自体は分かりやすく、興味深く進んでいくので、 続きが気になるという、なんとも不思議な小説だった。 そしてラスト、驚きの展開。 何度読み返しても、なんで??? もやもや、後味がイマイチな読後感。 でもなぜか人に勧めたくなる。 映画を見逃したと思っていたら、 昨年の暮れにオープンした出町座で上映されていることを知ったので、 見てきた。 原作よりもさらに内容に入り込めず、 取り残されたような気分で淡々と見ていた。 そしてラストシーン、やっぱり、なんでその選択??? でも、映画はそこで終わらなかった。 回想シーンがあって、そこでの2人は魅力的でかわいくて。 ようやくちょっとだけ入り込むことができた。 もやもやは残ったままだけど、見て良かった。 家に帰ってきて、当たり前なことを思い出した。 人を好きになるのって理屈じゃない。 蒼井優、やっぱりすごいな。 いやーな女をいやーな感じで演じてた。 原作から想像する十和子より、はるかにかわいいけれど。 オーバーフェンス(感想はここ)の壊れた女の子の役も良かったなー。 インタビューを読んでいて、出ていた役者さん達、 何ひとつ自分の役柄に共感できなかったのだそう。 それなのに、あんなにリアルに嫌な奴になりきれるって、 感服。 映画はミユキさんと一緒に。 お互い休みの日が全然違うし、 映画も限られた時間しかやってないのに(1日1回の上映)、 上映終了直前で、うまいこと予定を合わせられたのは奇跡。 後で感想を話せるのがすごく嬉しかった。 映画の後はタイ料理屋へ。 エビとアボカドのグリーンカレー。 さらにリバーサイドでお茶。 映画の感想だけでなく、いろんな話題で笑い転げたり、 アドバイスをもらったり、濃くて楽しい時間。 ミユキさんどうもありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.25 21:29:15
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