玄米粉を混ぜてパンを焼いてみた
面白い玄米粉を使って、ホームベーカリーでパンを焼いてみました。この玄米粉、よくあるような生の玄米を粉にしたものではなくて、玄米(無農薬有機栽培♪)を高温高圧で炊いて、ほかほかの玄米ごはんにした後に、乾燥させて粉にしたもの。『高温炊姿煮玄米粉』という名前がついています。詳しくはここ→☆ 今回は、この『高温炊姿煮玄米粉』を使って、各家庭のホームベーカリーで、ちゃんと美味しいパンが焼けるか、という企画です。 うちのホームベーカリーは、パナソニック SD-BH103。 いつも焼いてる基本の食パンはこんな感じ。・強力粉 250g・砂糖(てんさい糖) 大さじ2・塩 小さじ1・オリーブオイル 15g~20g・水 180ml・ドライイースト 小さじ1 まずはおすすめされている通り、強力粉の20%を『高温炊姿煮玄米粉』に代えてみた。強力粉 200g 玄米粉 50g基本の食パンモードで焼いてみました。 いつも通り、ちゃんと焼けました。 大きさもパンのきめも、普段と変わらず。 トーストして食べてみた。強力粉だけのパンと一番違うのは甘さ。砂糖の量は同じなのに、甘さがアップしてる。米の甘みだろうなぁ。表面はさくさく、中はふんわり、ほんのりした甘みがとても美味しかった。 次はチャレンジで、40%を玄米粉に。強力粉150g、玄米粉100g。ホームベーカリーの取説に、「30%以上米粉を混ぜる場合は、米粉モードで焼いてください。」とあるので、その通りにしてみた。基本のパンを焼くより、ずっと短時間で焼き上がりました。(切り込みは、パン釜のはねの跡です。) 20%米粉に比べて、ちょっと小さくて、中身がみっしり詰まったパンが焼き上がりました。 そのまま食べたら、しっとりもちもちで美味し~。トーストしてみたら、外側はカリッと、中は一段ともちもちになって、さらにお米の甘さも強くなって、めっちゃ美味しい。例えて言うなら、ほんのりやさしい甘さの黒糖蒸しパン、だけど外側カリッカリって感じかな。この40%配合パン、すごく私好みで、残ってる玄米粉で、あともう一回焼けるか、思わず確認したくらいに、気に入りました。 『高温炊姿煮玄米粉』は、一度炊いてあるので、粉のままでも食べれるらしい。香ばしくって、きなこのような感じ。さすがにそのまま食べるとむせるので、カカオナッツミルクに入れて、腹持ちを良くしたり、ローブラウニーを作る時にも、入れてみました。『簡単ブラウニー』【材料】・生ナッツ(アーモンド、くるみなど) 65g(一晩浸水。) ・高温炊姿煮玄米粉 大さじ1 小さじ2の水を混ぜておく。・好きなドライフルーツ 40g・カカオパウダー 25g・塩麹 小さじ1~2くらい・オリーブオイル 大さじ2 ・くるみ 20g(粗みじん切り)・ラム酒、シナモンなど好きなフレイバー【作り方】1.ナッツをフードプロセッサーで粉砕する。2.ドライフルーツ、カカオパウダー、玄米粉、塩麹も入れて粉砕。3.オリーブオイルを入れて、さらに混ぜる。4.くるみ、好きなフレーバーを入れて混ぜる。 (ここはヘラかなんかで混ぜる。フープロは使わない。)5.ラップをひいたタッパーに敷き詰めて、ぎゅうぎゅう手で押し固めていく。 (パラパラの時は、オリーブオイルやシロップなどの水分を足してね。)6.冷凍庫で30分ほど冷やした後、好きな大きさに切る。 フードプロセッサーがあれば、混ぜて固めるだけなので、ものすごく簡単。焼かないので、途中で甘さなど好きなように調整もできます。(レシピ通りだと、甘さ控えめです。)私は、自家製ラムレーズン大さじ1(ラム酒ごと)とシナモンも入れました。玄米粉がつなぎみたいな役割をしつつ、香ばしい風味もつけてくれて美味しかった。 他にも、ベジカレーのとろみをつけるのに使ったり、れんこん団子のつなぎに使ったり、美味しく大活躍でした。(ベジカレー。野菜、各種スパイスとハーブ、玄米粉、塩、味噌のみでできてます。)(れんこん団子。団子の材料は、すりおろし蓮根、大豆ミート、玄米粉、片栗粉、塩麹。) 玄米は美味しくて、栄養満点だけど、炊くのが大変だったり、消化が悪かったり、慣れないとちょっと敷居が高い。『高温炊姿煮玄米粉』は、いろんな料理に気軽に使えて、消化も良いし、その上無農薬だなんて素晴らしいです。 最初は400gで2,100円は高いなぁ、って思ったけど、粉もので400gってかなりずっしりな量で、いろいろ使っても、まだたっぷり残ってます。美味しさと便利さを考えたら、それほど高いわけでもないな、と使ってみて思いました。食健ファンサイト参加中株式会社食健