テーマ:手作り石鹸(829)
カテゴリ:手づくり石けん
火曜日の高校での廃油石けん講習の後、その足で大阪に向かい、勉強会へ行きました。 関西ソーパーの大御所りきまるさんが企画してくださり、ほし旦那さんを講師に迎え、関西(関東からも!)のソーパーさん(しゃぼんmamaさん、アラジャナさん、萌絵。さん、AYAさん、みいさん、POPさん、松太郎さん)が集まりました。 ほし旦那さんは、ソーパーなら誰でも知っている、掲示板などでいつも化学の詳しい説明をしてくださる方。一体どんな人なんだろう...、そもそも、男?女?それさえ知らなかったのですが、実物は、とっても素敵な方でした♪ 一番へぇ~と思ったのは、手づくり石けんに含まれるグリセリンの量です。オリーブ油などに多く含まれるオレイン酸の場合で、計算式により導き出された数値は、約1割になるそうです。 手づくり石けんの中に、1割ものグリセリンが入っているなんて。あの「シャボン玉石鹸」に含まれるという微々たるグリセリンや、後からグリセリンを添加したグリセリンソープなどとは、全く比べ物にならない量の違いだと思います。化粧水の材料にもなる保湿剤である天然グリセリンが、ほんとにたっぷり含まれているんですね~。 あとは、苛性ソーダという非常に強い作用のあるものを使っての石けん作りでは、いろいろと予知できない反応もあるということで、そういう意味では、あまり天然の物は入れないほうがいいかもしれないというお話もありました。天然物というのはいろいろな成分も含むので、石けん生地の中で、どんな反応を起こすかわからない部分があるとのことです。 それから、アルコールや不鹸化物などにより、擬似トレースが出た場合、実際には油脂と苛性ソーダがそんなに鹸化反応していないということがあります。擬似トレースの場合は、型入れOKに見えるけれど、石けん生地の中にはまだ多くの苛性ソーダが残っていることを知ることです。オプションを入れるタイミングを考えたり、多価アルコールを加えて鹸化を進める方法があると教えていただきました。 オプションを入れるタイミングとして、早めに入れたほうがいいものは、シルクや蛋白質です。シルクは分解してくれるし、蛋白質は変性しますが、それが肌にいい効果を出すそうです。 などなど、3時間にわたっていろんなお話を伺いました。 やっぱりネット上だけでなく、実際にお会いするのは楽しいものです。 ↑ブログランキング。ポチッとしていただけると励みになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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