氷雪の門・九人の乙女の碑（北海道稚内市）！

北海道稚内市レポです。ONSEN ガストロノミーウォーキング in 稚内。稚内公園の中に、氷雪の門と九人の乙女の碑があります。 １９４５年８月１５日の敗戦後にもかかわらず、樺太では戦火が続いていました。８月２０日には北緯５０度を越えてソ連軍が日本人の居住地を攻撃していたんですね。 氷雪の門 ２つの塔（８m）と、中央に女性像です。海の向こうは、樺太です。氷と雪の中で過ごした日本人約５０万人は、樺太から引き揚げざるを得ませんでした。その慰霊碑です。 すぐ隣に、九人の乙女の碑です 樺太の真岡町（ホルムスク）の郵便局に、若い女性たちが電話交換手として働いていました。終戦後５日目の８月２０日、ソ連軍の攻撃を受けてしまいます。 「皆さん　これが最後です　さようなら　さようなら」 最後まで電話交換業務を行ったそうです。この言葉を残して、九人の乙女は青酸カリで自害しました。のちに、映画やドラマにもなりました。 詳細は→​こちら​ １９６８年、昭和天皇と皇后陛下は稚内を訪れ、この話を聞きました。そして、この像の前で深く頭を垂れたそうです。和歌を詠んでいます。 ここに刻まれた碑文を読むと、息がつまる思いになります。 樺太とはどんなところなんでしょう。位置関係を確認します。 樺太の最大都市は、豊原（ユジノサハリンスク）です。南の港町が、大泊（コルサコフ）。そして、東の海岸に、真岡（ホルムスク）があります。 さて、稚内ウォーキングコースは、氷雪の門から下り道になります。稚内市街に降り、北門神社に到着します。 日本最北端の神社「北門神社」 正確に言うと、宗谷岬にある宗谷岬神社が地図上の日本最北端です。しかし、宗谷岬神社には神主がいません。宮司がいる日本最北端の神社が、北門神社です。お願いすれば、「日本最北端」と書かれた御朱印もいただけるそうです。 参拝無料。ここまで降りて、コースの半分を過ぎました。あとは、お楽しみとしましょう。