追加経済対策、結局は飴しゃぶらせといてあとで鞭かよ~(消費税あげる前にすることあるだろ!)
麻生太郎首相が30日の記者会見で、3年後の消費税率引き上げを明言したのは、総額2兆円規模の給付金など追加経済対策に対する「バラマキ」批判をかわすとともに、政策の財源の裏付けをきちんと示すことで民主党との違いを鮮明にする狙いがある。日本経済を「全治3年」と位置づけたことを受けての「3年後の増税」方針。しかし今回の発言によって、次期衆院選で消費税増税問題が争点となることは避けられず、首相の発言は大きな賭けと言える。 実は、首相は16日に首相官邸で開かれた追加経済対策に関する政府・与党会議で、財政再建の観点から消費税増税方針に言及していた。自民党税調の津島雄二会長が「選挙への危機感がない」と声を荒らげるなど出席者は一様に驚き、発言内容は公表されなかった。 09年度から基礎年金の国庫負担割合を2分の1に引き上げることが決まっており、財源には消費税1%分に相当する年間約2.5兆円が必要だ。政府は11年度までの3年間は財政投融資特別会計の積立金の流用を検討しているが、首相は、国民の年金不信を解消するためにも、恒久的な財源確保として消費税論議は避けられないと判断したとみられる。 消費税増税派の与謝野馨経済財政担当相は記者会見で「財政再建は橋本内閣以来の課題だ。私は、正しいことをおっしゃったと評価している」と首相発言を歓迎。一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者団に「無駄遣いをなくせば消費税を増税する必要がない。新しい政権を作ることで変えていく」と批判した。 消費税の導入が争点になった79年の衆院選で、自民党は過半数割れの敗北を喫している。【毎日新聞ネット版 から引用】 原油価格の高騰(最近は落ち着いてきているけど)、急激な株価の下落や円高、そしてこの先に予定されている電気・ガス料金の値上げ等国民生活においても苦しくなってきている昨今、支持率低迷に悩む政府が打ち出した追加経済対策、私は「選挙対策 THE BARAMAKI」と勝手にネーミングいたしますが、そのTHE BARAMAKIの内容は高速道路の一定期間の値下げや定額給付など、一見すると苦しい国民生活に少しでも夢と希望を与えようということなんでしょうけど、よくよくみると底が浅いというかあさはかというか、どれだけ効果があるのかわかりません。 高速道路の一定期間値下げは、私のようによく高速道路を利用する者にとっては魅力的だしこれを機会にちょっと遠くまで行ってみるか、ってなるかもしれませんが、道路を管理する機関にとってはたまらないでしょうね。 また、定額給付はかつて小渕政権の時に実施され天下の愚策とも揶揄された「地域振興券」のような形かと思います。この地域振興券だって公明党の強い要望により実施されたものだったかと思いますが、これだって大した経済効果はなかったと思います。まぁ、公明党は地域振興券を実現させたことを声高に叫んでいましたけど・・・。(自民党の金ヅルになっているだけなのに) 今回のTHE BARAMAKIだって、どれくらいの経済効果があるかわからないし、一番おそろしいのがばらまいた分を回収するために3年後には増税する方針を打ち出しましたね。だから、来るべき増税に備えて庶民は「無駄な買い物をしない」って防御するのではないでしょうか。すなわち、政府は「これだけばらまくから使ってね!」って甘い顔をするけど、その裏の顔を庶民は知っていますから貯蓄に走ると思いますよ。蓄えておかないと、増税されたら生活は今以上に苦しくなるでしょうからね。 いつも思うことだけど、増税するなら公務員や国会議員などの定数を削減することからしないといけないのに、そこはいつも無傷です。公務員削減のは話にはあがるけど、国会議員に関しては一切話があがらない! 定員は減らない、手当も減らない、それなのに増税だなんて何考えているんだ、こいつらは!! そこまで増税したかったら、まずは自分たちの身を削ったらどうだ? それはそうと、3年後にアソウは総理総裁でいるつもりなんですかねぇ。 自民党お得意の「後は野となれ山となれ」なのかな。ホント、どういうつもりなんだろう、って思っていたら、 麻生太郎首相は31日、首相官邸で記者団に対し、30日の記者会見で「3年後に消費税の引き上げをお願いしたい」と発言したことについて、「景気対策が正直3年くらいだと思っている。少なくとも、景気が回復してある程度のパイが大きくなる前提でないと増税は極めて難しい」と述べ、3年で景気が回復していなければ増税は難しいとの認識を示した。 増税の判断基準としては「GDPの伸びだ。マイナスとは言わないが、今はゼロだ」とも強調した。 また、月刊誌「中央公論」3月号で「消費税を10%にして基礎年金を全額税負担に」と提言したことについて「基本的には1つの案だが、少なくとも1つの方法として、無年金者がなくなる全額税方式がいいと今でも思っている。(税率10%は)もっと低くできるという説もあるのでわからない」と述べた。 首相の記者会見での発言をめぐっては、与謝野馨経済財政担当相が31日午前の閣議後の記者会見で「(3年後には)経済がたぶん回復しているだろう、と想定された発言だろう」と述べた。その上で「(持続可能な社会保障構築と安定財源確保のための)中期プログラムを作り、3年後にスタートさせるが、現実にスタートさせられるかどうかは経済状況、行政改革の進展度を身ながらやる」と述べ、理解を示した。 河村建夫官房長官も記者会見で「無条件に上げるわけではない」と述べた。【産経新聞 ネット版から引用】 いったい、どっちやねん?! 結局のところ、増税したいって方針を打ち出したものの予想を超える不評で、これでは選挙は戦えないって思ったのかな。どっちにしても、庶民の暮らしよりも自分たちの地位が大事な政治屋ですから、追加の経済対策自体も官僚の口車に乗って、あるいは自分たちの票稼ぎのために出来もしないことを盛り込んだだけでしょうね。 個人的にはこんなおバカな政治屋なんて、全員まとめて次の選挙では落選して欲しいです。 でもまぁ、選挙はまだ先なんでしょうね。こんなおバカなヤツラがのさばるのか・・・。