ようやく入国禁止装置にしたけど・・・
安倍晋三首相は31日午後、首相官邸で開かれた第3回新型コロナウイルス感染症対策本部で、「当分の間、入国の申請日前14日以内に湖北省における滞在歴がある外国人、または湖北省発行の中国旅券を保持する人は特別な事情がないかぎり入管法に基づき入国を拒否する」と述べた。【ロイターから引用】 ようやく入国禁止措置にしたか、っていうところですけど、それでも手ぬるいですね。本文にあるように『湖北省における滞在歴』『湖北省発行の旅券保有者』ということで、中国全土からは全面禁止措置になっていませんから。 というのも、確かに湖北省が一番多いんでしょうけど、湖北省から他のところを経由してやってくる場合もあるだろうし、中国全土で蔓延していると考えれば、まだまだ危機感が足りないのではないかと。 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したのを受けて、中国への渡航を制限する動きが加速している。そんな中、政府は現時点で渡航禁止までは踏み込んでいない。中国で働く日本人は多く、春節(旧正月)に合わせた一時帰国から中国へ戻る時期を迎えた日本人からは不安の声が聞かれた。【毎日新聞ネット版から引用】 アメリカ政府は、「中国全土へ渡航してはいけない」というお達しを出したようですけど、我が国政府はそこまでではないんですよね。これもなぜなんだって思います。仕事の関係で戻らなければならない日本人のビジネスマンにとっては、「いっそのことアメリカみたいに渡航してはならないってお達し出してくれよ」って思っているでしょうね。企業側もなぜ配慮してやらないんだろう・・・。 戻られる方、本当に大変ですけど、自分の身は自分で守るしかありません。十分に気をつけてほしいところですけど、収束の兆しさえないので不安ですよね・・・お気持ちお察しします・・・。