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カテゴリ:しまい込んでいた写真シリーズ
ちなみに、父親はこれの前にもカメラを持っていて盗まれたとのこと。やはり高いモノだから狙っていた人がいたんでしょうね。 このカメラを詳しく見てみます。 ケースには「KALLO」と書かれた本皮製。使い込んでいるので色がはげていますけどね。 カメラ本体には「KALLO35 SEIKOSHA-MX」と書かれています。そして、カメラ本体の上部(ファインダーの近く)には赤い丸に白抜き文字で「Kowa」と書かれたエンブレムがついています。 このカメラについて、ご存知の方おられましたら、ご教示いただければ幸いです。 さて、今のカメラはオートフォーカスは当たり前、シャッタースピードも絞りも気にしないでファインダー覗き込んでパッシャ!って押すだけ。でも、このカメラの場合は、まず被写体にあたる光線の具合い、被写体が動くのかどうか、ピントの調整などいろんなことを事前に準備して写すわけですから、なんとも面倒なんです。完全にマニュアルですからね。 だから、思わぬ失敗で落ち込むこともしばしば。それでもなれてくればそんなことも減ってきました。 使っていて引け目を感じたのは見た目が古いこと。写真の出来はカメラに関係ないと思っているんですけど、それでもねー(大して写真の腕はよくないですよ) それから、交換レンズというものがないので、常にこのレンズを使っての撮影となること。よって、必然的に「ひき」の写真が多かったです。 ところで、このカメラ、ファインダーとレンズの位置が微妙に違うのがお分かりになるでしょうか。こういうところも考えて撮影しなければならなかったんですよ。 この古いカメラが私のものになったのは私が小学5年生の1978年でした。私の友達もカメラを持っていたのですが、Canonオートボーイなどお手軽に写せるカメラを持っていたと思います。そんな中で、その当時ですでに約20年前のカメラを持っている小学生はいませんでした。 もう少し大きくなって中学生から高校生になると、CanonA-1とか私も持っていますが同社のAE1+Pなど一眼レフのいい機種を持っている友だちもおりました。とてもほしかったのですが、とても買えそうになかったので、この古いカメラを使い続けました。 そして、18歳で就職して初めてのボーナスで前出のAE1+Pを買ったのでした。その結果、古いカメラは使わずに大事にしまっていたのですが、新婚旅行の時に持っていって撮影したのが昨日の写真というわけです。 今ではデジタルムービーが主体で、その合間にデジカメを使うくらいですからフィルムのカメラはほとんど使っていないです。 でも、昨日やその前からデジタルムービーやデジカメを買う前によく写していた写真をみていると、またフィルムのカメラでとってみたいな、とちょっと思いました。 ===追記==2006.1.25========= 本日、何気にこのカメラについて検索をかけてみたところ、有力な情報を入手しました。 このカメラは「コルゲン」や「キャベジン」でおなじみのコーワ(漢字では興和(株))製だそうです。興和には光学装置をつくる部門もあるんですね、知らなかった。1978年まで民生用カメラの生産をしていて、今は民生用カメラの生産はしていないのですが、医療用等の光学機器を生産しているとのこと。 そして、このカメラとほぼ同系のカメラが下記アドレスのところで紹介されていました。 http://asacame.xdap.jp/hsp35rfdaz/rfd35k.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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