2007/12/12(水)23:24
それでも巨人に入りたい?
今年セ・リーグ覇者となったものの、クライマックスシリーズに敗退した巨人はとんでもない補強をしていますね。いずれも前の所属球団と交渉が決裂したんでしょうけど、その決裂した原因のほとんどが「もっとカネよこせ」のように思います。確かにそれ相応の活躍はしているでしょうし、わからなくはないです。しかも、野球選手として活躍できる期間というのも限られていますから、しっかり稼いでおきたいというのもわかります。
でもねぇ、そんな選手のいい値どおり払える球団って限られていますからね。結局は巨人ばかりに集まってしまうということになってしまいます。他の球団も取られたくなければがんばって払えればいいんですけど、なかなか予算が青天井っていうわけにはいかないし、他の選手とのバランスとか、モチベーションなんかを考えればおいそれとは出せない、っていうところなんでしょうね。こういったところにも、「格差社会」が存在していますね・・・。
さて、そんな「いい選手はカネで買えるし、よその球団から取って来ればいい」と考えているであろう巨人にも、今年ドラフトで指名された選手がいるわけですが、その選手たちにとってこのような補強をどう考えているんだろうって思います。だって、いくら自分が球団に入ってがんばっても、よその球団の主軸だった選手とかエース、抑えの投手だったりすると完全に向こうの方に軍配が上がりますからね、やる気なくすんじゃないのかな。野球に限った話しじゃないけど、「試合に出てナンボ」、ですからね。
まぁ、「巨人にさえ入れば、ファームでもいい思いができる」って思っているのなら別にいいんだけど・・・。
ところで、巨人がこのような補強をするのは、ナベツネがオーナーになってからではなく、古くはV9が始まった1965年以降が有名です。当時は王、長嶋の後の5番打者を確保することが課題で、他の球団のベテラン選手(しかも主軸クラス)を獲得していました。
もっと遡れば、戦後すぐに当時の南海ホークスのエースを引き抜いた、っていうこともやっているんですよ。引き抜かれた南海のエースは自ら巨人に行きたいって発言していたそうですけどね。(←私の父親は当時からの南海ファンですが、この事件だけは許せんって話していました)
今回の巨人の補強の仕上げに、東京ヤクルトのラミレス選手を獲得すべく動いているようですけど、もう勝手にやって、って感じです。
そんなので優勝してうれしいんかな・・・。