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カテゴリ:ニュース
経済産業省原子力安全・保安院が関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト(耐性評価)結果を「妥当」とした結論をまとめ、提出するはずだった意見聴取会。議事進行の混乱を恐れた保安院は、会場に傍聴者を入れず別室でモニター中継する方法を取ったが、反原発を訴える人たちが傍聴を求め反発。十数人が委員らのいる会議室に押し掛けた。
午後4時すぎから、経産省11階の会議室で開始予定の意見聴取会では、反原発を訴えるプラカードを手にした人たちが「密室で決めるのか」などと口々に保安院を非難。対応を協議するため、事務局の呼び掛けで一部委員が別室に移動しようと席を立つと、「逃げるな」と怒号が飛んだ。 聴取会には、原発に批判的な立場を取る井野博満東京大名誉教授や元プラントメーカー技術者の後藤政志さんらも出席していた。席に残った後藤さんは「公開は絶対の原則。技術的にも確認していないところがまだあるのに、大飯3、4号機がこれでいいと評価終了というのはひどい」と怒りをあらわにした。【時事通信ネット版から引用】 福島第一原発の事故が依然として収束していないのに、他の原発の再稼動を認めるというのはどうかと思いますよ。本当に大丈夫なのかって。その辺はきちんと学術的あるいは技術的見地からの判断なんだろうと思います。そういうことをきちんと説明するために意見聴取会というのを開いて、説明する場を設けられているのに反原発を叫ぶ人たちが事実上妨害したために、結果的に非公開になってしまったのは、双方にとっても残念な結果になったんじゃないかって思うんです。 別に経産省の肩を持つわけじゃないけど、前回行った時にやはり反原発の人たちの不規則発言で議事進行が妨げられたということで、今回のようにモニター中継になったのはやむをえないと思います。議論は議論として、きちんと定められたルールに乗っ取って行うものであるのは至極当たり前のことです。逆に言うと、今回のようなモニター中継になってしまった原因は反原発の人たちにあるんじゃないですかねぇ。 私は反原発の人たちのいうことも分かるから、余計にきちんと双方がお互いの立場から意見をぶつけてほしい、感情的にならずに進めてほしいって思っているんですけどね。でも、こんなことばかりやっていたら、「反原発派=まともな議論もできない集団」っていうことになってしまって損じゃないかなってね。 もっと言うと、せっかく原発に批判的な立場として意見聴取会に参加する予定だった大学の先生や元メーカーの技術者の人に対しても、意見を述べる機会を実質的に奪ってしまったことになってしまったわけですし。 結局は、この意見聴取会の対象となっていた関西電力大飯発電所のストレステスト結果は妥当ということになりましたが、何だか後味悪く感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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