2015/09/20(日)22:12
つばめマーク・・・
昔の国鉄の特急の愛称の中で、最も有名だったのが「つばめ」でした。1930年に超特急として誕生、戦争中の中断を経て、1950年から新幹線の博多開業の1975年まで東海道、山陽本線の特急の愛称として用いられておりました。
その後は長い期間使われなかったのですが、1992年にJR九州の特急として再登場、2004年の九州新幹線用に移行して現在に至っています。このJR九州に復活する際には、JR九州がほかのJRの会社に「つばめの名前を使わせて欲しい」と嘆願したとかいう話を聞いたことがありますが、それくらい「つばめ」の名前は偉大なものなんですね。そもそも「つばめ」という愛称自体が、鳥の「ツバメ」同様スピード感とかスマートさをイメージさせるのでしょうね。
これはJR九州の新幹線800系の車体に描かれている「つばめ」のマークです。「つばめ」はJR九州内の運行で、博多~鹿児島中央間の各駅に停車する列車、東海道・山陽新幹線でいうところの「こだま」タイプということですね。
ところで、国鉄時代に運行されていた国鉄バスにもつばめのマークが描かれておりまして、それはJRになっても引き継がれています。(ただし、西日本JRバスとJR九州バスには描かれていない)
これは、JR四国バスの高速バスですが、車体には大きなつばめのマークが描かれています。JR四国バスの路線バスには描かれていないのですが、高速バスにはこのように大きなつばめのマークが描かれています。
先の写真の高速バスは、一世代前の三菱ふそうのエアロクイーンですが、この写真は最新型の三菱ふそうのエアロエースで、つばめのマークが少々小ぶりになっています。
最近は、夜行列車が廃止されて夜行バスが多く運転されているし、高速バスも多く運転されていますが、その中でつばめのマークが描かれたJRの高速バスを見かけることもあるかと思います。個人的には、このつばめマークは好きなのですけど、私が時々利用する西日本JRバスには路線バスも含めて描かれていないんだよな・・・。ちょっと残念。