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カテゴリ:旅行(日帰り含む)
王寺駅開業130周年記念の写真の中で、このようなものがありました。
これは1935年(昭和10年)に撮影されたもので、田園風景が広がるのどかな写真です。昔の王寺ってこんな感じだったんですね。この写真を撮影した場所がよくわからないのですが、白い煙のあがっているところは蒸気機関車が走っていますので、ここが現在の大和路線ですから、おそらく現在の王寺中学校のある小高い丘からではないかな、って思っているのですけどね。だから、写真の奥の方が北側になりまして、現在に置き換えるとマンションが建っていたリ、ニチアス王寺工場があります。 さて、写真の左上の方に「久度神社」の文字が見えます。よく見ると鳥居もみえますね。久度神社ってこれまで行ったことがなかったので、どんなところなのか行ってみることにしました。 今では周りに高い建物や住宅が建ち並んでわからなかったのですが、神社らしい木々がたくさんあるにもかかわらず、道が狭くて入ったことがないところでした。 牛の絵馬が掲げられておりました。「疫病退散」、ホントそうですよね、一日も早く新型コロナウィルスの感染拡大が収まってほしいところですけど、なかなかですよね・・・。 この久度神社については、境内にあった説明によると続日本紀に783年官社に列せられたとのこと。1200年を超える歴史があるんですね。それと「久度」という名称は「竈(かまど)」を意味しており、「竈の神様」と言われているとか。そういえば、亡き義母さんがかまどのことを「おくどさん」ってよんでいたのも、ここからきているのかな・・・。 さて、久度神社にすぐ近くに「王寺デパート」という建物がありました。今は使われていないみたいです。妻の話によると、妻が子どものころは王寺駅前の商店街の他には当時あまり買い物に行くところがなくて、この王寺デパートに買い物に来たとのこと。対面式のお店がたくさん入っていて便利だったようで、万代百貨店(現在のマンダイ)もテナントとして入っていたようで、シャッターには昔の万代百貨店の表記がありました。 いつくらいに完全閉店したのかわかりませんけど、和菓子屋さんがあったという場所には「平成30年に三郷町へ移転した」ことが書かれていたので、そのころかもしれませんね。ちなみに、その和菓子屋さんは妻の話ではよく買いに行ったお店だそうです。 一枚の写真から、思わぬ発見ができてまだまだ町内に知らないところがあるなぁって思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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