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カテゴリ:鉄道
先日、"撮り鉄"たちが駅のホームで罵声を浴びせ合う光景がSNS上で話題になった。 1月31日、「勝田工臨(かつたこうりん)」と呼ばれる列車を撮影するため常磐線勝田駅(茨城県ひたちなか市)のホームに多くの撮り鉄が訪れたのだが、そこで一部の人たちが「下がれ!」 「日本語聞こえないのか!」 「マナー守れよ!」などと罵声、怒声を浴びせ合っている動画が流出し、緊急事態宣言下というご時世もあってか世間の批判を浴びてしまったのだ。【まいどなニュース】
普段駅を利用する人にとっては、大勢のカメラを持った集団を見ると何事か?って思いますよね。しかも、三脚を立てて物々しいったらありゃしない・・・。異様な光景ですよ、ホントに。しかも、そこで罵声大会ですからね。何をやっているんですかねぇ。別に、鉄道写真に限らず、被写体を写そうとして構えている人がいたら、その前に出て写すことはダメだよね。普通は遠慮するものなんだけど、そういったことがわからないのがいることに問題があるんだけどね・・・。 そのような異様な光景をさらすことによって、「鉄道ファンっていうのは・・・」って言われるのが一番迷惑なんだよね。だから、本当なら私もいいカメラで撮影したいっていう気持ちがある反面、あんなのと一緒にされたくないから最近は撮影することはあまりないですね。 私の場合はどちらかというと「乗り鉄」ですね。そんな私も元々は小学5年生の時に父親の古いカメラを譲り受けて以来、たくさん撮っていました。時期的にはブルートレインがブームになっていたころでしたね。大阪駅に行くと大勢のファンがいて、私もそこに行ったことはありますけど、人が多すぎて1、2回くらいしか行ったことがありません。押されたり邪魔されたりするのがいやだったからね。マナーが悪い連中は、このころからいましたけどね。今ほどではなかったかな・・・。 そのため私は、どちらかというとあまり注目されない阪和線や紀勢本線、和歌山線の車両に乗ったり写真を撮ったりしていました。両親の実家が和歌山でなじみがあり、土地勘もまぁまぁある方だったし、なにより「暇はあってもカネがない」ので最大限行くことができるのがそこだった、っていうことなんですけどね。 そんなある日、確か1979年3月だったと思うのですが、阪和線・紀勢本線に臨時のブルートレインがイベントの一環で走ることになり、私は阪和線山中渓~紀伊間で以前から目を付けていたポイントへ行きました。幸いマイナーなところだったので、他に人はいなかったのですが、しばらくすると大学生らしい2人組がやってきました。そのうちの一人はさらに別の撮影場所へ行ったのですが、もう一人の大学生と一緒に撮影することになりました。お目当ての列車が来るまでは、その大学生と雑談しながら待っていましたが、その大学生の人が話していたことが印象に残っています。 その人から「今、どんな列車が気になっている?」と聞かれて、私は今もそうですが古い車両が好きであることを伝えると、その人は「もちろんそれはわかるけど、僕は新しい車両が好き。なぜなら、それが何十年も経つと古い車両になるんだし、新しい時期は今だけじゃないか。なくなる前になって焦って写真を撮るよりも、いつでも取れる時期に思う存分とるのもわるくないよ」と話していました。その時は理解できなかったけど、後年になって私が阪和・紀勢・和歌山といったマイナーな路線の車両に目を向けていたのは間違いじゃなかったんだと思うようになりました。だから、それらの車両が少なくなって、多くのファンが押し寄せるようになっても私は焦ることはしなかったです。 最近も、2019年9月まで桜井線・和歌山線で活躍していた105系や来月のダイヤ改正で引退する七尾線の413・415系も普段の活躍をしているうちに乗車して写真を撮ることができたので、他の人たちとあまりかち合わずストレスなしでした。 それにしても、私が小学生のころに出会った大学生の人、私にいい話を教えてくれていたんだなぁって思うと感謝していますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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