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テーマ:鉄道(21842)
カテゴリ:鉄道
新幹線の回数券の廃止が相次いでいる。JR各社がネットで予約購入できる「チケットレス化」を進めているためで、割引切符の代名詞ともいえる新幹線回数券は風前のともしびだ。看板商品にしてきた金券ショップのなかには、苦境に立たされている店もある。 JR東海は3月末、東海道新幹線の「東京―新大阪」「東京―名古屋」などの回数券の販売を来年3月末で終えると発表した。 回数券は6枚セットが基本で普通車の自由席と指定席、グリーン車向けの3種類がある。今年3月末に山陽新幹線を含む46区間の販売をやめ、今回は利用客の多い区間でも廃止を決めた。指定席とグリーン車の回数券はこれですべて消えることになる。金子慎社長は8日の記者会見で、「(回数券の)販売実績が落ち、利用実態もネット予約を使うお客さまがだいぶ増えてきた」と説明した。 JR東海は発足時の1987(昭和62)年から新幹線回数券を販売している。1枚あたりの値段は普通運賃より1割ほど安く、出張や家族旅行で使われてきた。だが、2001年にネットで予約や購入ができる「エクスプレス予約」が導入され、今年3月末現在で385万人が登録。年会費がかかるが、東京―名古屋の指定席は片道1万310円、東京―新大阪は同1万3620円で、回数券より300円前後安い。指定席利用者の半数近くがネットで購入しており、回数券の利用は減っているという。【朝日新聞digitalから引用】
新幹線の回数券、私もよく利用しました。本文には、1987年から販売とありますから、私が就職したその翌年から販売されていたんですね。確か初期のものは、指定席を予約すると、指定席券と回数券をホチキスで止められるとともに、回数券の端っこを切り取られていました。この「端っこが切り取られた」もので指定席券を発行済みを表していたんですよ。 新幹線の回数券は、正規の料金よりも若干安くてお得感がありまして、金券ショップでよく購入していました。どの金券ショップが安いか、なんていうことを仲間内で情報交換したり、なんていうこともしたかな・・・。そんなこともあって、販売当初はとても人気があって、偽造券が出回ったことがありました。このため、回数券に金糸を織り込んだ偽造防止の改良版回数券もあったかと思います。その後は、磁気化券になりましたが、「指定席券とホチキス止め」というスタイルはその後も続いていたような・・・。 ただ、本文にもありましたが、ICカードによるチケットレス化や「エクスプレス予約」などお得なサービスによって回数券の優位性は薄れていきました。例えば、回数券利用で指定席を予約した場合、1回しか時間変更ができず、しかもみどりの窓口でしか変更できないというもので、当該列車に乗り遅れたら自由席しか利用できないというものでした。しかし、「エクスプレス予約」など最近のサービスはネットで何度でも変更できるし、チケットレスの場合は専用のカードを新幹線の改札口にタッチするだけでOKなので、クレジットカード利用者は当然こちらのサービスへと流れるのは自然のことではないかと思います。実際、私も早くに「エクスプレス予約」を利用しており、新幹線の回数券はもう長いこと使っていないですね。 そんなこともあって、来年3月で新幹線の回数券が販売終了となるのは時代の流れかもしれませんが、クレジットカードを持たない方にとっては何とも不便になりそうですね。あと、金券ショップにとっても新幹線の回数券というのは販売の目玉だったでしょうから、これはつらいでしょうね。新幹線の回数券のみならず、普通回数券の販売も縮小される時代ですからね、仕方ないのかな・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月10日 00時18分15秒
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