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東京電力福島第1原発で増え続ける処理水の処分に関し、政府は13日、関係閣僚会議を首相官邸で開き、海洋放出の方針を正式決定した。2年後を目途に第1原発敷地内から放出に着手。残留する放射性物質トリチウムは濃度を国の基準の40分の1未満まで薄める。風評被害には東電が賠償対応する。決定を受け全国漁業協同組合連合会(全漁連)は「到底容認できるものではない」と抗議するコメントを出した。 会議で菅義偉首相は「処分は廃炉を進めるのに避けては通れない課題だ。政府が前面に立って安全性を確保し、風評払拭に向けあらゆる対策を行う」と述べた。【共同通信ネット版から引用】
この話題、賛否両論があろうかと思います。増え続ける処理水をどうにかしないと敷地内には置けない。目の前には海があるからそこへ放出、というのが自然だけど、本当に基準以内の数値になっているのか、それを信用していいのかどうか不明。なにしろ、国民をだますことが朝飯前の現政権だからね。それじゃあ、増え続ける処理水を敷地内に置けなくなったらどうするのか。現在の置き場の周りの土地を買いたたいて置き場にしていくのか。 結局のところ、賛成・反対の意見はあるだろうと思うのですが、「それじゃどうするの?」っていうところの議論が抜け落ちたまま、それもなんで今になって急に結論を急ぐのかっていうところが私は解せないんですね。 置き場がなくなることはこれまでの状況でわかっていたはずなのに、それを見据えて漁業関係者に対して海洋放出する場合の基準や他国の状況などを丁寧に説明していなかったのはなぜなのか。逆に、反対する方も増え続ける処理水をどうしていけばいいと考えているのか。反対するのは簡単だけど、それだけでは何の解決にもならない。 そういったことを、「丁寧に説明」とか「地元に寄り添って」なんてえらそうにコメントしていた政治屋連中、結局今まで何もしていなかったのと一緒。それを東京五輪が近づいて、アベシンゾーがオリンピック招致の際に福島第一原発の状況は「アンダーコントロール」と大見えを切ったのを何とか取り繕うとして急に方針決定したとしか見えないわけですよ。そりゃ関係者は怒るわな。 こうなっては、政府としては海洋放出するにあたっての基準をそれこそ理解してもらうように説明していくしかないんじゃないかな。あと、本当に安全だというならば、せっかくの水なんだから飲み水に使うのは難しいかもしれないけど、災害時断水した際の生活用水のために使用など、利用方法を考えてみてもいいんじゃないかな。そういうことをしながら理解を得ていくことができればいいんだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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MoMo太郎009さん、いつもありがとうございます。
濃度的には十分低いレベルだそうですけどね・・・。 放出がダメなら、その水の有効利用を考えるとか、そういうのはないんですかねぇ。 (2021年04月14日 22時03分18秒) |