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カテゴリ:旅行(日帰り含む)
今年のGWは去年同様、緊急事態宣言下にあるのですが、その緊張感はありませんよね。まぁその辺の原因はいろいろあるんですけど、それはこのブログでも散々書いているのでそれは横において、今日は天気が回復していい天気だった奈良地方、感染防止をしつつお出かけしました。
みなさんは、平城京や平安京はご存じですよね? 日本史の教科書には必ず載っていますし、授業でも勉強されたと思います。平城京遷都が710年、平安京遷都が794年でしたよね。その平城京の前にもう一つ都があったのをご存じですか? その都というのが藤原京。694年から平城京に都が遷る710年までの間に存在していました。この藤原京があるのは同じ奈良県の橿原市で、その大きさは南北が今の近鉄橿原線新ノ口駅から橿原神宮駅付近、東西は今の桜井市から大和三山の一つ、畝傍山までの東西約5km南北5kmの広さがあったとのこと(橿原市のHPから引用)。かなり広大な都だったようですね。 ただ、平城京と比べると今一つメジャーはない藤原京ですが、いつだったかのクイズ番組で取り上げられていたことがあって、どんなところなのか気になっていました。そして今日、行ってみることにしました。 スタートとなるのは、JR万葉まほろば線(桜井線)畝傍駅です。以前この駅は紹介しましたが、かつて皇室の方々がご利用される由緒正しい駅だったこともあって、駅舎だけでなくホーム長もかなり長いです。 駅の南側には古い町並みが広がっていて、かなり趣のある家もありました。 古い町並みには、この丸型の郵便ポストがよく似合いますね。 これが藤原京跡です。畝傍駅から歩いて約30分で到着しました。 平城京跡もそうでしたけど、ただっ広いところですよね。でも、よく整備されていて、ランニングをする人もおられました。 そういえば、この近くに私のお気に入りのスーパー銭湯の一つ、あすかの湯があるんです。ここをランニングして汗を流すというのも悪くないなぁってね(笑)。 藤原京跡の一角では、発掘調査が行われていました。もしかしたら、また新たな発見があるかもしれませんね。 さて、この藤原京跡からは大和三山を見ることができます。 この写真の中央、緑の小さな山が見えますが、これが耳成山です。藤原京の北側に位置し、標高は139,7mです。 藤原京の南西にあるこの山は畝傍山です。標高は199.2mで、大和三山の中では一番高い山だそうです。この山のすぐ近くに橿原神宮があります。 そして、この横に幅広い山が香具山です。標高は152.4mで、このあとこの山の近くにある天香山神社を目指して歩いていきました。 天香山神社へ行く途中に、奈良文化財研究所がありました。奈良県における発掘調査ではよく出てくる研究機関です。藤原京に関する資料もあって、見学は無料だそうですが、今日は先を急ぐのでまたの機会に行ってみたいと思います。 香具山のふもとまできました。 ちなみに、香具山には登ることができるようでした。今日は先を急ぐので立ち寄りませんでしたが、次回は行ってみたいと思います。 ところで、最近の散歩では、スマホのマップ機能を利用して歩いています。ただ、明らかに遠回りになるコースを選択することがあって困るんですよね。今回も前出の奈良文化財研究所から30分くらいかけて天香山神社へのルートを表示されましたけど、香具山の淵を周るような里道の方が圧倒的に近いことがわかり、そのルートで歩いていきました。 その里道です。このようなルートは、スマホのマップ機能ではでないのかな・・・? 天香山神社(あまのかぐやまじんじゃ)に到着しました。 こじんまりした神社でした。 ここからは歩いてJR万葉まほろば線(桜井線)香久山駅へ。歩いて30分くらいでした。 香久山駅は無人駅ですが、なんともシンプルな駅舎になっていました。以前はこんな駅舎ではなかったんですけどね。木造の趣のある駅舎でしたが、2019年に現在の駅舎になったそうで。 大和三山の一つ、香具山と文字が違いますね。歴史的には、この周辺はかつて磯城郡香久山村だったそうで、1956年に桜井市と合併されたとのことです。 私の住む奈良県は、まだまだ知らないことが多いです。また機会を見つけてお出かけしてみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月03日 22時05分12秒
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