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テーマ:車に関するお話(10100)
カテゴリ:車
ボンネットの前方にフェンダーミラーが付いた山梨県警のレトロなパトカーに「退官」の時が近づいている。現在667台ある県警車両のうち、同じ型は4台を残すのみ。警察官たちは、苦楽を共にした愛車との思い出を名残惜しそうに振り返る。
(中略) 県警にフェンダーミラー型のパトカーが最後に配備されたのは1998年。この時配備された約10台のうち、福島に派遣されたパトカーも含めて徐々に引退が進み、現在は4台が稼働しているだけだ。 4台の特徴は、ボンネットの両側にミラーがついているだけではない。いずれもマニュアル車で、窓はハンドルを回して開閉する手動式だ。このうちの1台が配備されている北杜署の田代崇次長(46)は、「若い頃、エンストさせて先輩から怒られたことを思い出すよ」と笑う。【読売新聞オンラインから引用】 パトカーってもっと早く置き換えていると思ったのですが、山梨県警は25年も使っていたんですね。98年って私のデリカSWよりも2年だけ新しいのですが、もう引退なんですか・・・。 さて、今回するパトカーは写真で確認すると、日産セドリックのY31型ですね。Y31型は1987年に前期型が登場、その後ハードトップはモデルチェンジするものの、セダンは中期型から後期型とマイナーチェンジを繰り返していき、最後はタクシー専用の車両として生産を終了しました。 そんなセドリックのパトカー、フェンダーミラー仕様だったとのこと。若い人はフェンダーにミラーがついていた、ってタクシーか古いドラマや映画でしか見たことがないでしょうね。私は免許を取ったころは普通にフェンダーミラーの車ばかりだったし、最初に買った中古のカリーナクーペももちろんフェンダーミラーでした。個人的には、今でもフェンダーミラーが見やすくて好きなんですけどね。運転席から遠く感じて見える範囲は小さいかもしれないけど、前を見ていたら否が応でも目に入りますからね。左の巻き込みもまだ見やすいかと。車のデザインの関係なのか、今の車でフェンダーミラーがオプションでも取り付けられることはないんでしょうけどね・・・。 そんなフェンダーミラー以上にこのセドリックのパトカーで気に入ったのが、「マニュアル車であること」なんですよ。当然緊急走行するにはAT車の方が圧倒的に楽だと思いますが、マニュアル車がしぶとく残っていたというのは、マニュアル車乗りとしてはとてもうれしいものです。加速時には、AT車での加速とはまた一味違う強烈な加速をしていたんでしょうね。思いっきりリアを沈めながら加速していたであろう姿を想像してしまいます(爆)。 ところで、このY31型は私が免許を取得した1986年の翌年に登場したんですけど、当時トヨタの後追いばかりしていた日産が初めて車のデザインを大きく変えるきっかけになった車両で、当時の私もあこがれた車でした。ハードトップも格好良かったんだけど、セダンがお気に入りだったかな。特に、前期型が好きでした。また、今回引退するセドリックのパトカーと同じ後期型も気に入っていて、デリカSWを購入していなかったら、間違いなくY31セダンのマニュアル車(しかも低グレードバージョン)を買っていたと思います。 話を戻して、パトカーなので年間の走行距離も多いだろうし、過酷な使用もされただろうから、引退は仕方ないところではあるけど長い間お疲れさまと言いたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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